【1分でわかる!】皮ごとりんごを食べたい時の農薬の落とし方
野菜やフルーツなどは皮の部分が一番栄養素があることが知られています。
皮ごとりんごを食べることができますが、残留農薬が気になりますよね。
しかし、りんごの皮に残っている残留農薬は水洗いすることでほとんど落とすことができます。
また、りんごの皮に残っている農薬は人体にさほどの影響を及ぼさないこともわかっています。
この記事では皮ごとりんごを食べたいときの農薬の落とし方についてご紹介していきます。
りんごの表面のテカテカはワックスじゃないの?
りんごの皮や野菜・フルーツの皮は栄養素がたくさん含まれています。
なので、りんごを食べる時には皮ごと食べることがおすすめです。
りんごの皮にはプロシアニジンと呼ばれる栄養素が豊富に含まれています。
この栄養素は強い抗酸化作用があり、血流改善や中性脂肪・コレステロールを下げたりする効果があります。
しかし、中にはりんごの皮に付着している残留農薬が気になる方もいるかと思います。
さらにスーパーなどに売っているりんごは表面がテカテカしていて、触るとヌメっとべたっとしますよね。
そのため、皮ごとりんごを食べることを躊躇してしまう方が多くいます。
このりんごの表面のヌメヌメ・ベタベタはりんご自身が出す天然のロウ物質なんです。
りんごは熟してくると、リノール酸やオレイン酸と呼ばれる脂肪酸が増加します。
この脂肪酸は、りんごの皮に含まれているロウ物質を溶かすため、りんごの表面がテカテカ・ヌメヌメしているわけです。
また、りんごがテカテカしているのは「油あがり」と呼ばれる現象のせいです。
この油あがりが起きているりんごはしっかりと熟していて、食べごろと言えます。
そのため、表面に農薬がたくさん残っていてヌメヌメ・ベタベタしているわけではないので、皮ごとりんごを食べても人体に悪影響はありません。
りんごのテカテカが気になる場合や、残留農薬が気になる場合には、水で洗うことで、しっかりと落とすことができます。
りんごの皮に付着している農薬は水溶性の農薬であるため、水で洗い流すことで簡単に落とせます。
小さなお子さんに食べさせるときなど、手洗いだけでは心配な時もあります。
そんな時には、柔らかいスポンジで軽くこすって表面を洗い流せば問題ありません。
また国産のりんごは農薬の基準がかなり厳しく、残留農薬基準は世界一とも言われています。
そのため、基本的には洗わずとも食べる事が可能です。
しかし、外国産のりんごはそういうわけにもいきません。
外国産のりんごは残留農薬の基準が日本よりも緩く設定されています。
さらに収穫後にも、害虫を寄せ付けないために農薬を使うことが許されています。
収穫後の農薬使用は、日本国内のりんごは認められていません。
そのため、外国産のりんごは残留農薬がとても多いことが考えられます。
外国産のりんごを食べる場合には、念のために皮を剥くか、野菜やフルーツを洗うことができる洗剤などを使って皮を洗うことをおすすめします。
保育園の給食などで使われているのが、「すっきり洗菜ベジシャワー」という洗剤です。
この洗剤を使用すれば、野菜やフルーツに付着している農薬を安全に手っ取り早く取り除くことができます。
また、お湯に軽く通すことでも農薬を落とすことができます。
沸騰したお湯にりんごを15秒程度入れたのちに、流水で流すだけです。
どちらも簡単に農薬を洗い落とすことができます。
もし農薬が残ってしまったりんごを食べてしまったら…
農薬が残っている国産りんごを食べてしまっても、基本的には問題ありません。
残留農薬が人体に影響を及ぼす量としては、体重50kgの人が毎日40kgのりんごを皮ごと食べない限り、影響は出ません。
そのため国産りんごは洗わずに食べても問題がないフルーツなんです。
一日に食べるりんごの量はせいぜい2〜3個程度かと思います。
なので、残留農薬が付着しているりんごを皮ごと食べても人体に悪影響はありません。
もし万が一残留農薬が大量に付着しているりんごが販売されていたら、それは販売しているメーカーの責任になり得ます。
そもそも残留農薬が一定基準以上付着している場合には、出荷ができないためです。
基本的にはスーパーに置かれている国産りんごは厳しい基準をクリアして人体に影響のないものが売られているため、安心して食べることができます。
まとめ
この記事では皮ごとりんごを食べたい時の農薬の落とし方や残留農薬が付着している
りんごを皮ごと食べてしまった時についてご紹介をしました。
野菜やフルーツは皮に一番栄養素が含まれているので、できることなら皮ごと食べたいですよね。
またりんごを皮ごと食べる方法として筆者のおすすめは「丸ごと焼きりんご」です。
スプーンでりんごの芯をくり抜いて、破裂防止のためにりんごの皮に数カ所穴を開けておきます。
くり抜いた芯の部分にシナモンパウダー、レーズン、バターを詰め込んで、オーブンで20分焼きます。
20分後にはとろける柔らかさのりんごを皮ごと食べることができます。
ぜひ試してみてください。