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桜の木についた毛虫や芋虫の駆除方法

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桜の木についた毛虫や芋虫の駆除方法ですが、一番効果的なのは目視で虫を見つけて一匹ずつ駆除していくことです。

 

やはり一匹ずつ見つけ出して確実に潰していくのが、手間はかかりますが一番効果的です。

 

その他の方法としては、農薬スプレー/無農薬スプレーを散布する事や、卵を産み付ける蛾を駆除するために、誘蛾灯粘着シート殺虫スプレーなども効果的です。

 

桜の木は、たくさんの害虫が付いてしまうと木が弱ってしまい、木の命にかかわるような病気になってしまいますので、この病気の知識とに害虫駆除を一生懸命行わなくてはいけません。

 

この記事を見ただけで、桜の木につく害虫、病気を学べるように

 

  • 桜の木についた害虫の駆除方法
  • よく桜の木につく虫と害は?
  • 虫の被害で傷んだ桜の回復方法
  • 虫に気をつけなければいけない時期
  • 毛虫をつけない為には?桜に虫が付きやすい理由
  • 虫の被害だけじゃない!気をつけたい病気
  • 虫の駆除中に刺されてしまった時の症状と対処法

 

と言った内容を紹介しています。

 

 

桜の木を所有している方はぜひ最後まで目を通して、害虫駆除の方法、いざ病気になった際の知識を蓄えておいてください。

 

 

桜の木についた害虫の駆除方法

 

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毛虫や芋虫が増えだすのは、桜が散って葉桜になるころです。

 

おもに葉っぱを食べることが目的でやってきます。

 

そのほかにも、毛虫の生みの親である蛾も、秋口になると産卵のため近づいてきます。

 

桜が病気になったり、葉が虫食いだらけになってしまう前に害虫対策をしましょう。

 

おもな駆除方法は下記のとおりです。

 

 

◆毛虫・芋虫の対策

  • 剪定をする
  • 一匹ずつ捕獲し潰していく
  • 農薬スプレーを散布する

 

◆蛾の対策

  • 誘蛾灯を設置する
  • 粘着シートを設置する
  • 殺虫スプレーを撒く
  • 農薬スプレー/無農薬スプレーを散布する

 

 

順番にご説明していきます。

 

剪定をする

オススメのタイミングは11月ごろです。

 

2~3月ごろから新しい枝が活発に生え始めます。

 

また桜の木は冬になると春に成長するための準備を始めるようになるため、それらを避けた秋が適していて、とくに11月ごろが最適だと言われています。

 

毛虫たちは桜の葉を目当てにやってきます。

 

適期にしっかりと剪定して葉の量を減らすようにしましょう。

 

剪定しておくことで物理的に葉が減るのもそうですが、葉同士が生い茂って死角になるスペースを減らすことで、もしも毛虫がついている場合に早期発見ができるという利点もあります。

  

一匹ずつ捕獲し潰していく

地道ですが効果的なのがこの方法です。

 

毛虫は葉の裏などにいることが多いので、見つけ次第葉っぱごとちぎって駆除しましょう。

 

駆除方法は燃やすか、踏んで潰してしまうのがよくあるパターンです。

 

同様に毛虫の卵を発見した時もふ化する前に潰しておくことで害虫被害を抑えられます。

  

農薬スプレー/無農薬スプレーを散布する

ホームセンターやインターネットで販売されている薬剤を使用して駆除する方法です。

 

色々と種類が出回っていますが、スミオチン乳剤やオルトランというものが毛虫に効果的です。

 

これと噴霧器を購入し、希釈した農薬水を散布してください。

 

霧状に撒きますので風の強い日と近日雨が降る日を避けて撒くと農薬を無駄なく、まんべんなく散布できますよ。

 

薬品ですので使用する場合は手袋やゴーグルをつけるなど、自分に付着してしまわないように十分注意してください。

 

一方で、人や環境に害のない、無農薬剤を利用する方法もあります。

 

使われるのは木酢といわれるものです。

 

濃度が薄いと効果を得にくいので、濃度を濃くして散布するのがオススメで、散布してからおおよそ24時間たってくると殺虫効果があらわれてくるものです。

 

名前に「酢」と入っているだけあり、散布直後はお酢の匂いがあたりに広がります。

 

近隣トラブルにならないように注意してください。

 

毛虫は年に1度、もしくは2度ふ化するものが多いです。

 

そのため、農薬・無農薬を問わずに撒くのであればふ化時期である4~5月と8~9月の少し前に散布しましょう。

 

誘蛾灯

毛虫を生む、蛾を駆除するのに有効な方法です。

 

蛾を駆除することで毛虫を産み付けなくなり、害虫被害を未然に防ぎます。

 

方法は青い光を焚くことで蛾が引き寄せられ、光に留まろうとしたところを電気で殺すといった仕組みです。

 

古いコンビニなどの入り口に蛾がよってきている青い街灯を見たことがある人もいるかもしれませんが、それと同じですね。

 

ホームセンターやインターネットで購入することができます。

  

粘着シート

これも蛾に対する対策ですが、桜の木の近くに粘着シートを用意する方法です。

 

これなら電気を使用しないためコストもあまりかかりません。

 

ただし粘着シートを交換する手間がでてくるのと、虫が苦手な人にはシートの処理がなかなか大変かもしれません。

  

殺虫スプレー

害虫駆除といえば、と思い浮かぶ人も多いのがスプレータイプだと思います。

 

ホームセンターなどでも手に入りますし、手軽ですが駆除できる範囲が狭く、散布してる時しか駆除できないというデメリットもあります。

  

農薬スプレー/無農薬スプレーを散布する

毛虫同様に農薬を散布する方法です。

 

毛虫と同じ種類の薬剤だと効果がない場合がありますので、商品に記載されている内容をよく読んでから買うようにしてください。

 

 

 

 

  

 

よく桜の木につく虫と害は?

 

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桜には害虫がつきやすいですが、大きく分けて3つの分類に区別できます。

 

 

  • 無害な毛虫
  • 無害な芋虫
  • 毒性のある毛虫

 

 

一番注意するポイントは毒性がある虫かどうか、ということです。

 

毒性のある毛虫は、毒針毛という毛や、身体に生えている毒棘に毒性分をたくわえています。

 

そのため触ってしまうと痒みやかぶれが起きてしまうことが多いです。

 

「毒性があったとしても触らないようにすれば大丈夫でしょ?」と思うかもしれませんが、そうとも限りません。

 

なぜかというと、特に注意するのが毒針毛の方で、毛虫自体が刺激を受けたと感じると毛が抜け落ちる仕組みになっていて風に流された毒針毛に触れてしまう恐れがあるのです。

 

さらに注意しなくてはいけないのが、これらの毛虫が羽化している時期に薬品を噴霧した場合。

 

毛虫に薬品が触れることで反応して抜け、噴霧の風に乗って広範囲へ飛んで行ってしまうリスクがあるのです。

 

いざ虫と遭遇した場合、有毒な虫かどうかを判断してほしいので、さきほどお伝えした3つの区分に分けられる害虫の主な種類をご紹介します。

 

 

無害な毛虫

リンゴケンモン、エゾシロチョウ、アメリカンシロヒトリ、オビカレハ、モンクロシャチホコ、ナミスジフユナミシャク、アブラムシ

無害な芋虫

ミスジフユナミシャク、サクラスガ、サクラヒラタハバチ、リンゴシロヒメハマキ、ホソアトキハマキ、ミダレカクモンハマキ、カクモンハマキ

毒性のある毛虫

ドクガ、茶ドクガ、マイマイガ、イラガ、ウスムラサキイラガ

 

 

どれも3月から10月の間に発生する虫たちです。

 

また日本全国でひろく生息している虫がほとんどなので、気候に問わず注意が必要です。

 

 

虫の被害で傷んだ桜の回復方法

 

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まず取り掛かってほしいのは虫の駆除です。

 

人も治療するのであれば、まずは原因を取り除いてからでないと回復していきませんよね。

 

それと同じですので、ふ化前の除去よりも大変さは増えますが一番に害虫駆除をしていきましょう。

 

つぎに傷んでしまった箇所を取り除きます。

 

葉っぱであれば傷んでいる葉を摘んでしまえば問題ありません。

 

摘んだ葉っぱもそうですが、地面に落ちている葉っぱにも虫や病原体が付着している恐れがありますので漏らさないように回収してください。

 

燃えるごみとして廃棄することもできますが、念のため焼却処理してしまうと確実で安心ですよ。

 

 

虫に気をつけなければいけない時期

 

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ここまで読んでいただいた人はピンと来ているかもしれませんが、気を付けるのは「蛾の産卵期」と「毛虫や芋虫のふ化期」の2つです。

 

産卵されなければふ化されることはありませんし、仮に産卵されてしまいふ化したとしても薬剤のついた葉を食べることで駆除することができれば桜の木を守ることができます。

 

また、ふ化した虫を駆除することで成虫にならず、来期に産卵する虫を減らすことにもつながります。

 

蛾の産卵期は8月ごろといわれています。

 

そして卵のまま越冬して羽化する時期は、桜が咲き早ければ散りはじめる3月ころです。

 

この時期に入る前に対策をとるようにしましょう。

 

 

また、桜の木は剪定されることが苦手です。

 

というのも剪定した切り口から菌が繁殖しやすく、害虫以外でも病気にかかりやすい植物なんです。

 

しかも、一度の剪定で枝を多く切ってしまうことも、弱らせてしまう要因の一つです。

 

剪定に適している時期は11月ごろの葉がつかなくなった頃なので、このくらいの時期までにどの程度剪定するかを検討つけておき、効率的に済ませることが大切です。

 

また剪定が完了したら切り口から菌の繁殖を防ぐために薬剤を塗って保護する必要がありますので、これも忘れないように準備してくださいね。

 

 

 

 

 

毛虫をつけない為には?桜に虫が付きやすい理由

 

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そもそも、桜の葉をエサとしている虫が多くいます。

先ほど紹介した芋虫や毛虫たちがそうです。

 

しかしそれだけが理由ではないのを知っていますか?

 

桜はお花見などで私たちに愛されている植物ですが、お花見会場や桜並木などで見かけるけど、桜が単体で咲いている場所はあまり見かけませんよね。

 

つまり「桜は、ひとまとめに植えている場所がおおい」ということにつながります。

 

同じ種類の木しか生えていないということは、虫にとって最適なエサ場になってしまうのです。

 

同じエサを好むもの同士が集まりますので、天敵となるほかの生物もあまり訪れなくなり、虫に取って安全かつ食べ放題の場所になってしまっているということもなんですよ。

 

ですが場所を移動させたり、間引いてほかの植物を植えるということは難しいですよね。

 

そのためできることが最初にご紹介した駆除や予防方法をとるということになります。

 

毛虫を寄せ付けない、そもそも毛虫になるまえに排除することが大切ということです。

 

 

虫の被害だけじゃない!気をつけたい病気

 

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ここまで害虫被害をお伝えしましたが、虫以外の病気についてもご紹介します。

 

いくつかあるのですが、主なものは5種類あります。

 

  • 膏薬病(コウヤクビョウ)
  • こぶ病
  • せん孔褐斑病(せんこうかっぱんびょう)
  • てんぐ巣病
  • 根頭かんしゅ病

 

 

それぞれご説明します。

 

膏薬病(コウヤクビョウ)

枝にカビが生える病気です。

原因は風通しや陽当りが悪いことで起こります。

 

またカイガラムシの分泌液を養分としてカビが繁殖します。

 

対処法は病気にかかっている枝をカットすることです。

 

こぶ病

枝や幹にこぶができ年々大きくなっていく病気です。

成育不良につながり、最悪の場合枯れることもあります。

 

一度こぶができてしまうと土壌から感染したりと、とても根強く繁殖していく病気です。

 

幹部を切り取ったとしても、こぶ病の病原菌が他の幹に付着し繁殖する恐れもあるので、切り落とすだけだと再生は難しいです。

 

もしも発生した場合は移植することも考えましょう

 

せん孔褐斑病(せんこうかっぱんびょう)

葉っぱに褐色の斑点ができていき、その後褐色部分に穴が開く病気です。

 

病原菌は葉に穴をあける代わりに栄養分を吸収することで成長します。

発病した葉っぱや枝を切り落としましょう。

 

除去した葉っぱや枝は、焼却処理するか1mほど穴を掘ってその中に埋没処理することで対策できます。

  

てんぐ巣病

枝からてんぐの葉のように枝が伸び広がる病気です。

 

これは雨風によって飛散し、感染する病気で樹木の生育を弱めてしまいます。

 

弱っている部分を切り落とし、焼却処理することで回復が望めます。

 

根頭かんしゅ病

こぶ病に似ていて地表近くでこぶが大きくなっていく病気です。

 

土壌の細菌が原因のものなので、植え替えをするしかなくなってしまいます。

ただし、しっかりと土をきれいにする必要があるので回復させるのは難しいでしょう。

 

枝や幹の場合は、切り落とすまでは同じですが切り口をそのままにしておくとそこから傷んできてしまったり、ほかの病原菌に感染しやすくなる恐れがあります。

 

そのため切り口に薬剤を塗って保護することで被害を抑えることができますので忘れないようにしましょう。

 

 

虫の駆除中に刺されてしまった時の症状と対処法

 

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もしも毛虫に刺されてしまった場合は、こすらずにガムテープのような粘着性のあるもので炎症を起こしてる部分に何度かペタペタと付けたり剥がしたりしてみて下さい。

 

そうすることで目には見えない、付着している毛虫の毒針毛や毒棘を取り除くことができます。

 

もしくは流水で洗い流すことでも同様の効果が得られますよ。

 

その後、患部を冷やすようにしてください。

 

大体の場合は翌日にはかなり赤みや炎症が落ち着いてきます。

 

肌の弱い人だと翌日もまだ少し腫れるなど炎症が残っているかもしれません。

 

もしも翌日になっても前の日と変わらないほど炎症がひどかったり、夜眠れないような痛み、冷や汗などが出てくるようでしたら早めに皮膚科へ行って診てもらうようにしましょう。

 

 

まとめ

 

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日本人にとってはなじみが深い桜の木は、人間だけでなく虫たちにも大人気で害虫にはよく悩まされますよね。

 

一番効果的なのは、手間がかかりますが目視で見つけて、虫を1匹ずつ駆除する事です。

その際、まだ孵化していない虫の卵も一緒に駆除するようにしましょう。

 

私も実家の桜の害虫駆除を良くしたのですが、その時もおじいちゃんといっしょに目視で虫を見つけて、潰す⇒その後、農薬を散布していました。

 

こうすることで今いる虫をほぼ駆除できるのでおススメの方法ですよ!

 

沢山木があるお家は大変だと思いますが、頑張ってお手入れした桜の花でお花見するのは最高の贅沢です!