買ってきたプラムがすっぱかった時に甘く追熟する方法とは?
プラムは追熟することで、甘くジューシーな味を楽しむことができる果物です。
追熟方法は簡単!ただ放置しておくだけです。
プラムに含まれる酵素の力で、徐々に酸味が抜け甘みが強くなります。
この酵素は、低温状態だと活動しづらくなるので、冷蔵庫ではなく室温で保存OKです。
キウイフルーツなどとは違い何かと一緒に保管する必要はありません。
そのまま置いておくだけでもいいのですが、過度な乾燥を避けるために、キッチンペーパーなどで軽く包むのもオススメです。
だいたい3、4日で完熟状態になります。
甘い香りがしてきたら、食べ頃ですよ。
ごくまれに、4、5日経っても状態に変化が見られないものがあるようです。
その場合は、追熟は難しいと思ってください。
そのまま食べてしまうか、加工用にするといいでしょう。
完熟する前に傷み始める様子があったら、砂糖を足してジャムにするのもいいですよ。
プラムの酸味は、実よりも皮で感じやすいと言われているので、甘いジャムにする時は皮を剥いてください。
プラムと砂糖だけで、とっても美味しいジャムが出来上がります!
市販のジャムにはない、素朴な味わいが特徴です。
なぜ甘いプラムとすっぱいプラムがあるの?
プラムは熟す前に収穫し、まだ未熟な状態で店頭へ並びます。
熟したプラムは、傷つきやすく輸送に耐えられません。
なので、固く未熟な状態で売られているのです。
それを知らずに、買ってきてすぐに食べてしまうと酸っぱく、プラムの美味しさを感じることができません。
酸っぱいというのは、新鮮な証拠でもあります。
安心して追熟をして、食べ頃を待ちましょう。
ちなみに、プラムの種類によっても甘みが違います。
大玉といわれる、「貴陽」、「太陽」、「秋姫」などは糖度が15度以上あるものが多く、完熟した状態では驚くほどの甘さを味わうことができます。
大きいサイズのため皮をむきやすく、皮を食べない分より甘く感じます。
小玉の「大石早生」、「ソルダム」などは、旬を迎えるとお手頃価格で売り出されることが多く、購入しやすいですよね。
大玉よりは糖度が下がりますが、ほどよい酸味と甘さが最高で、私も大好きです!
皮ごとバクッと食べるのがオススメです。
甘いプラムの見分け方
甘くて美味しいプラムを見つけるために、以下の3つのポイントを覚えておくといいでしょう。
- 色
- 粉
- 重量感
この3つを抑えればあなたもプラムの見分け名人ですよ!
色
皮が全体的に濃い赤や紫になっていたら、甘い証拠です。
ところどころ黄色や緑っぽさがあったら、それはまだまだ酸味がありますので、追熟しましょう。
粉
鮮度の良いプラムは、表面に張りがあると同時に、白っぽい粉がついています。
これは「ブルーム」と呼ばれるものです。
ブルームには、水分の蒸発を防いだり、雨や朝露をはじくことで、病気から果実を守る働きがあります。
もちろん果実から自然と分泌されているものなので、人体には無害です。
その色や手触りから「農薬?」と心配する人もいますが安心してくださいね。
ただ、このブルームが目立つ頃はまだ収穫したてのことがあります。
粉っぽさが目立たなくなってきたら追熟できた証拠なので、食べ頃です。
重量感
形がふっくらとしていて、持ったときにどしっと重量感があるものを選びましょう。
大きさの割に、なんとなく軽く感じる場合は、果肉に水分が少ないことが考えられます。
熟れすぎていて果肉がジュクジュクの場合も、軽く感じることがありますので、買うのは避けましょう。
以上のポイントを気にして選べば、美味しいプラムに出会えますよ。
ぜひ目利きに挑戦してくださいね。
まとめ
プラムには実は、葉酸やビタミンEが含まれています。
低カロリーで、ビタミンやポリフェノールによる抗酸化作用も期待できることから、ダイエットにもぴったりと言われているんですよ。
美味しいプラムを食べる際には
- 色
- 粉
- 重量感
この3つに注目して、家で2,3日追熟して見てください。
甘くてほんのり酸っぱいプラム。
シーズンが来たらたくさん食べて、美をゲットしたいですね!