自転車通勤では、10キロ程度が心地よく感じるベストな距離と言われています。
15キロを超える距離になると、アスリートではない限り限界となってくるでしょう。
10キロというと、テンポよく漕いで30分ほどで到着します。
もちろん、道路の状況や自転車の種類、本人の体力で変わってきますが、気持ちよく走ることができる距離です。
季節のよい時期は、空気感を楽しみながら職場に着く頃にはじんわりと汗をかくでしょう。
「運動したな!」と感じられるのがいいですね。
冬でも、30分ほど自転車を漕げば身体が温まり、いいスタートが切れそうですね。
15キロを超える距離になると、シティサイクルなどでは難しくなり、ロードバイクが必要になります。
45分ほど自転車を漕ぎ続けることになり、体力的に一部の限られた人しか、向いていないでしょう。
体力に自信がある人はいいのですが、通勤で力を使い果たしたくない場合は、15キロ以上はお勧めできません。
自転車通勤のメリットは?
近頃、密を回避できると人気が上がっている自転車通勤。
他にもメリットがたくさんあります!
そのメリットをご紹介しますね。
さらば、満員電車!混雑とは無縁の自転車通勤
狭い車内に、ぎゅうぎゅう詰めになる通勤ラッシュの車内。
ストレス以外、何モノでもありませんね。
周りの乗客の気を遣い、乗り降りだけで、ぐったり…なんてことは、自転車ならばありません。
心地よい日差しや風を感じて、爽快な気分を味わうことができます。
ストレスを解消してくれますよ。
一日の始まりとして、いいスタートを切ることができるでしょう!
地球とお財布に優しい!
自転車は車と違い、ガゾリンなどの燃料を必要とせず、排気ガスも出ません。
自分自身で動かすので、地球に優しい乗り物です。
また、お手頃価格から購入することができ、始めやすいのも自転車通勤の魅力の一つです。
駐車場に比べて、駐輪場なら一日数百円から借りることができるので、お財布にもとても優しいですね!
運動不足解消&リフレッシュ効果
自転車通勤を始めるきっかけとして、多く挙がるのが「運動不足を解消したい」という理由。
忙しい現代人は、運動したいと思ってもなかなか時間を作れずにいます。
そこで、通勤という毎日必須の時間を運動にあてることで、身体を動かすことができます。
自転車は全身運動なので、見た目以上に運動になります!
じんわり汗をかくことも、リフレッシュになるでしょう。
災害に強い
東日本大震災の時、震源から離れた地域でも電車やバスはストップしました。
寒くて暗い道を、何時間もかけて歩いて帰宅した人が多かったというのは、まだ記憶に新しいかと思います。
災害に非常に弱い公共交通機関。
地震だけでなく、台風や事故で止まってしまうことは珍しくありませんよね。
そんな場合でも、自転車なら普段と同じように帰宅することができます。
電話もつながらず、安否が心配される状況で、いつも通り帰宅できるというのは、自転車通勤の最大のメリットといえるでしょう。
自転車通勤のデメリットは?
メリットをたくさんお伝えしてきましたが、もちろんデメリットもあります。見ていきましょう。
天候に左右される
これは自転車の宿命ですが、天候に左右されることはどうしようもありません。
雨や風、寒さ暑さが、ダイレクトに影響を与えます。
大雨の日には自転車ではなく、別の通勤手段を検討しなければならないでしょう。
そのため、天気予報は欠かさずチェックが必要です。
少しの雨の場合でも、傘をさしながら運転してはいけません。
その場合はレインコートなどで対応しましょう。
視界を塞がない、安全性の高い自転車用のレインコートがあります。便利ですよ!
事故に合うリスク
自転車を使って通勤するとなると、当然公道を走ることになります。
都市部では少しずつ、自転車専用道路が整備され始めていますが、まだまだ多くありません。
バスが止まっていたり、歩行者と自転車が入り混じっていたり、車がすぐそばを通ったり…緊張感のある通勤になるかと思います。
もちろん、車との事故も十分可能性はあるのですが、さらに気をつけたいのが、歩行者との事故。
乗り物に乗っている以上、加害者になることもあるということを意識して運転する必要があります。
スマホを見ながら運転することや、イヤホンをつけた状態での運転は絶対にやめましょう。
自転車保険への加入もお忘れなく!
まとめ
感染症予防の観点からも、人気が高まっている自転車での通勤。
メリットの数々と、知っておきたいデメリットをご紹介しました。
私も、もう5年以上、自転車で通勤をしていますが、自分のペースで出発時間を決められるというのは、自転車ならではのメリットだと感じています。
季節の風を感じながら漕ぐ自転車は、最高ですよ!
ぜひ、挑戦してみてくださいね。