コロナ渦の中、飲料メーカー大手のダイドードリンコが10月下旬から自動販売機でマスクと除菌ウエットティッシュを販売することが発表され話題になっています。
実に全国に3000台ほど置かれることが予定されていますので、あなたの身近にマスクや除菌ティッシュが買える自販機が設置されるかもしれませんね。
わたしはつい先日マスクをしないで外出し、電車に乗ってしまったのですが周囲の冷たい目線を感じて「ハッ!」と気づき、慌てて電車を降りました。
その駅には構内に売店がありマスクを販売していたので非常に助かりましたが、もしなければ改札を出て街に行きコンビニやドラッグストアを探すことになっていたでしょう。
都会に住んでいる方ばかりではないので駅前にあるとも限らず、その場合はコンビニやドラッグストアを求めて街をさまようことになってもおかしくないのです。
その時に自動販売機でマスクが売っていれば、どんなに助かることでしょう!それがもう間もなく現実のものになろうとしているのです。
飲み物以外にどんなものが求められているの?
ダイドーは今後マスクや除菌ティッシュだけでなく、公衆衛生用品を増やしていく考えのようです。
その背景には、もちろん新型コロナウイルス対策の一環ということがありますが、自販機の手軽さを活かすということもあろうかと思われます。
お札もコインも使えて基本的には24時間営業、ボタン1つで買える手軽さは、お店にはないものです。
また、今後は出先で緊急で必要になる物も自販機で販売が求められることになりそうです。
例えば、寒い日には携帯用のカイロがあったらと思いますし、赤ちゃんがお腹をすかせて急にぐずり出した時にミルクが売っていれば、ママさんはとてもありがたく感じますよね。
そして、スマホ全盛時代の今は、モバイルバッテリーや充電器なども十分に自販機での需要が見込めると思われ、可能性は広がっていくばかりと感じます。
実はすでにこんなものも自販機で販売されている
コンビニ各社はオフィスや病院に飲料だけではなく、おにぎりやスイーツなども扱う「自販機コンビニ」の設置に力を入れています。
ファミリーマートでは2020年の段階で全国に2400台を設置していますので、あなたも見たことがあるかもしれません。
また、高速道路のパーキングエリアなどには、昔からその場でお湯を入れることができるカップラーメンの自販機やあつあつのおでん、たこ焼きの自販機などもあります。
そして、コンビニの台頭で少なくなりましたが、乾電池やT字カミソリなども自販機で売っているんですね。
このように自販機は色々な展開をしてきた歴史があり、今回のダイドーのように、時代のニーズに合った商品も今後増えていくと予想されているのです。
まとめ
わたしがつい最近マスクを忘れて電車に乗ったことが、このお話のきっかけでもあります。
たまたま駅構内にマスクを販売している売店があったからよかったのですが、もし駅の構内や駅前にマスクを買える自販機があったらと思うと、もっとありがたいと思ったことでしょう。
自販機は周りに競合するお店が少ないところこそ、その便利さが際立つものであり、自販機での販売が主力のダイドーだから多くの自販機が設置でき、多くの人に便利さを届けられるということになります。
そのため、周りにコンビニやドラッグストアが無い場所にこそ、マスクが買える自販機をより多く設置してもらいたいと願います。
そして、今後はダイドーのように自販機で飲料以外の物を積極的に扱っていくメーカーが増えることが予測されますので、私たちも大いに期待して待ちたいですね。