あおり運転の厳罰強化!ドラレコ映像から加害者にならに様な安全運転を
あおり運転が注目されるきっかけとなった2017年に発生した東名高速道路事件は、記憶に新しく、痛ましい出来事でした。
あおり運転の防止策として、令和2年6月から、「妨害運転罪」が新たに規定されました。
これにより、最大で懲役3年、免許取消しとなり、罰則は、大幅に強化されることとなったのです。
そのような背景から、ドラレコを付けた車が増えています。
事故やトラブルの際の証拠になり、安心だからです。
しかし、自分の運転が意図せずとも、あおり運転となってしまう可能性があることをご存知ですか?
無意識に詰めた車間距離や、ハイビームの戻し忘れなどは前方の車が圧力を感じてしまった場合、あおり運転と思われる可能性があります。
注意して運転しましょう。
では、もう少し詳しく説明していきます。
あおり運転にならないために!自分の運転を見直そう
あおり運転の定義とは、どのようなものでしょうか?
以下の10項目が定められています。
- 通行区分(左側通行)違反
- 車間距離を詰める
- 急ブレーキをかける
- 不必要なクラクション
- 急な進路変更(割込み)
- ハイビーム威嚇の継続
- 乱暴な追越し
- 左からの危険な追越し
- 幅寄せや蛇行運転
- 高速道路での最低速度違反や駐停車
妨害運転罪は、事故を起こした時に処罰されるものではありません。相手を危険な目に合わせたことが、処罰の対象となります。
もちろん、偶然あおり運転のような状態となったとしても、一時的であれば、妨害目的とはならないことも知っておきましょう。
では、あおり運転の定義である、「車間距離を詰める」ですが、どうして無意識に詰めてしまうのでしょうか?
急いでいて、道を譲ってほしい時に、車間距離を詰めて意思表示をすることがあげられます。
また、運転に慣れてきて、ぶつからないだろうと、安全意識が薄れてきていることも考えられます。
車間距離が短くなってしまうと、ブレーキが間に合わず、衝突する危険があるだけでなく、自身は意図せずとも、あおられてると、相手に思わせてしまう可能性があるのです。
その対処方法として、活用すべきなのが、「0102運動」です。自分と相手の車間を秒に置き換えて、安全な距離を保とうというものです。
「ゼロ、イチ、ゼロ、ニ」と数えて、車間距離が2秒以上保つようにしましょう。
但し、雨や雪など場合は、走行状況が異なります余裕を持った車間距離を保つことが、安全につながります。
更に、ハイビームの消し忘れなどの、操作上の問題は、操作方法をきちんと知っていると慌てなくてすみます。
私は、過去にハイビームになってしまったのを戻せなくて、しばらくハイビームのまま運転してしまい、とても焦った記憶があります。
今考えると、とても危険ですね。
あのような事にはならないよう、今は操作方法をしっかり覚えています。
ドライブレコーダーにはこんな活用方法も!
ドライブレコーダーは、運転中の映像や音声を記録する車載機器のことで、車の前方などや車内の映像を、録画・保存します。
事故やトラブルの記録の他にも様々な活用ができるので以下に紹介します。
自身の運転が危険運転かどうかの確認
自分があおり運転の加害者にならないように、
自身の運転を映像を見て振り返りましょう。
自分以外にも、家族が高齢だったり、認知症や病気の可能性があったりした場合には、ドライブレコーダーで運転を振り返ってみるとよいでしょう。
駐車場で防犯カメラとして活用
ドライブレコーダーには、防犯カメラ機能がプラスされている物も販売されており、防犯対策に有効です。
不審者などの動きを感知した時のみ撮影するタイプだと、バッテリーの消費も低く、LEDライトで夜でもしっかり撮影できます。
旅の思い出としての記録
ドライブ旅行の醍醐味のひとつは、車窓の風景や走った道の思い出です。旅の思い出として、きれいな風景などを記録を残しておくことも可能です。
まとめ
運転していると、たまたま体調が悪かったり、他の車に対し、ムカっとしたり、ヒヤッとしたり、イライラしたりする日が、あるかもしれません。
事故やトラブルに遭遇した時、「いつもはこんな運転しないのだけれど・・・」は、言い訳にならないのです。
意図せず加害者にならないために、ドライブレコーダーなどで予防や対策をたてて、心に余裕を持って運転したいですね。
思いやり・ゆずり合いの心を持って、安全運転をしましょう。