ウタマロ石鹸で洗顔はNG!成分を分析してみた
ウタマロ石鹸で洗顔がNGな理由は、成分の中に「蛍光増白剤」というモノが使用されており
肌の弱い人が使うと肌に刺激を与えたり、アレルギーを引き起こしたりすることがある事から洗顔に向かないとされております。
また前提として、ウタマロ石鹸は洗濯用せっけんとして販売されていて「弱アルカリ性」となっています
現在洗顔剤で主流となっている弱酸性とは違いますので、ウタマロ石鹸での洗顔は絶対にやめておきましょう。
この記事では、
と言った内容を、ネットで調べてまとめてみました。
特に洗顔に向いた石鹸は個人の肌質によって変わってきますので、この記事でチェックしてみてあなたの肌質と合わせた石鹸を選ぶようにしてみてください。
石鹸が違うだけで、肌質やにおいまで変わってきますので、気になっている人は最後まで目を通して見てください。
ウタマロ石鹸での洗顔がNGな理由
ウタマロ石鹸での洗顔がNGな理由は、その成分の中に「蛍光増白剤」という成分が使用されており
肌の弱い人が使うと肌に刺激を与えたり、アレルギーを引き起こしたりすることがある事から洗顔に向かないとされております。
また、現在洗顔剤で主流となっているのは一般的な肌質に合わせた「弱酸性」です。
そもそもウタマロ石鹸は洗濯用せっけんで「弱アルカリ性」ですので、皮膚に相当な刺激を与えることになります。
実際にどんな被害があって、その原因について順を追って解説します。
ウタマロ石けんで洗顔をした人のSNSより
ネットやTwitterなどで調べるとウタマロ石鹸で顔や体を洗ってしまった方は一定数いるようです。
俺は大変なことをしてしまった。。
— りょう(梅雨) (@shikary_0517) 2018年4月21日
風呂入って、そこにあったうたまろ石鹸で顔から○○○の○○まで洗ってしまった
なんだかとても痒い
ウタマロ石鹸ってなんか変なもん入ってたっけって調べたら、そもそも洗濯用のせつけんだったし、蛍光増白剤入ってたからそりゃ痒くなるわって話でした
うたまろ石鹸で洗顔をして顔が真っ白になった上にカピカピに乾燥してしまった職場の先輩
— むー (@amotoa2) 2015年3月26日
いくつかのSNSを見るとウタマロ石けんで洗顔をして「痒くなった」「カピカピに乾燥した」という経験があるようですね。
最初の人は、顔だけでなくおそらく下半身の大切な箇所にも被害をうけたようです。
ウタマロ石けんでの洗顔はなぜNGなのでしょう?
前述のTwitterにもあったとおり「蛍光増白剤」が、洗顔をNGにしている犯人のようです。
まずは、その成分から見ていきましょう。
ウタマロ石けんのパッケージの裏に次のような表示があります。
- 品名:洗濯用石けん
- 成分:純石けん分(98%、脂肪酸ナトリウム)、蛍光増白剤
それぞれの成分の機能と皮膚への影響を見ていきましょう。
純石けん分
ウタマロ石けんのパッケージには「純石けん分(98%脂肪酸ナトリウム)」と表示されていました。
これは、その製品は純石けんが98%含まれていて、その原料は脂肪酸ナトリウムであるということです。
純石けんの割合が高いほど汚れ落ちが良いとされています。つまり洗浄力が高いということです。
純石けん分(脂肪酸ナトリウム)そのものは、肌を傷つけるようなことはありません。
蛍光増白剤
ウタマロ石鹼には、純石けん分以外に蛍光増白剤というものが入っています。
蛍光増白剤は、洗剤に加えられる添加物のひとつで、紫外線を吸収することによって目に見える青白い光を出します。
目に入ってくる反射光を増白剤が白く見せてくれるため、洗濯物が白くなるのです。
蛍光増白剤は、肌の弱い人が使うと肌に刺激を与えたり、アレルギーを引き起こしたりすることがあります。
洗顔にNGだった理由
つまり、ウタマロ石けんで洗顔すると顔が痒くなったり、乾燥したりしたのは、成分である「蛍光増白剤」が原因だったようです。
蛍光増白剤は化学成分のため、体や環境に悪い影響を与える急性毒性や発がん性がある疑われた時期がありましが、現在そういった問題がないとされています。
ウタマロ石けんと普通の固形石けんとの違い
普通の固形石けんとは、「汚れを落とす成分が石鹸(脂肪酸ナトリウム)で作られたものです。
したがって普通の固形石鹸には、蛍光増白剤は含まれていません。
また、2019年の調査よると固定石鹸のなかの身体用/皮膚用と洗濯用の比率は、以下のようになっています。
・身体用/皮膚用(浴用固形石鹸)23,435百万円/898,548百万円 2.6%
・石けん(洗濯用石けんなど)6,523百万円/898,548百万円 0.8%
引用:2019年1月~12月洗浄剤等の製品販売統計
(日本石鹸洗剤工業会 (JSDA)) https://jsda.org/w/00_jsda/5.19hosei.html
ここでは、ウタマロ石けんと「身体用/皮膚用の固形石鹸」の違いを見ていきましょう。
身体用/皮膚用の固形石鹼には、主に純石鹸・化粧石鹸・薬用石鹼の3種類があります。
純石鹸とは余分な物質を含まず、98%以上が純粋な石鹸成分でできている石鹸です。無添加のため肌荒れしやすい人や敏感な人におすすめです。
化粧石鹸は、93%以下と純石鹸より石鹸成分が少なく、化粧品に分類されます。
薬用石鹼は、薬機法に基づき「薬用部外品」に分類される石鹸のことです。ほとんどの薬用石鹸は、殺菌効果があるため手洗い用石鹸に向いています。
洗顔に向いた石鹸とは
洗顔に向いている石鹸とは、前述のとおり皮膚用の固形石鹼のことです。
洗顔をする場合にもっと気を付けたいのは、それぞれの肌質に合った石鹸を選択することです。
肌質を
- 乾燥肌
- 敏感肌
- 脂性肌
ごとにどのような石鹸が合うか見ていきましょう。
乾燥肌→保湿成分
乾燥肌のあなたに必要なものは、現在あるお肌の水分をキープすることと新たな潤いをお肌に与えることです。
そのために保湿成分を含んだ固形石鹼を選ぶことをおすすめします。
グリセリン、オレイン酸、リノール酸、オリーブ果実油などのオイルが入っているかどうかを確認してください。
↓こちらの石鹸は植物由来成分を使用したオーガニックなモノなのでおすすめ
敏感肌→無添加
敏感肌やアトピーの方は、殺菌剤・着色料・アルコールや界面活性剤のような刺激の強い成分を避け、低刺激で無添加のものを選ぶべきです。
石鹸を選ぶ際に、成分が天然素材や無添加であるかの確認を行ってください。
前出の純石鹸もおすすめです。
↓赤ちゃんにも使える刺激が少なく無添加な石鹸です
脂性肌→洗浄
脂性の高い肌のあなたには、洗浄力が強く、保湿成分が高すぎないものがお勧めです。
成分に牛脂やパーム油に含まれる「ステアリン酸」や「パルチミン酸」などの脂肪酸が含まれているかチェックしてください。これらの成分は皮脂をきれいに落としてくれます。
↓ ニキビや肌荒れの方にもおすすめできる石鹸です
ウタマロ石鹸の洗濯以外の使い道とは?
世の中でウタマロ石けんを洗剤以外にどのように利用しているのか探ってみました。
以下はTwitterから引用してきたコメントです。
お掃除で大活躍の「ウタマロ石鹸」。最近ネットで話題の使い方をご存知でしょうか?それは、先ずは適当な大きさに砕いて、レンジでチンします。そして冷ました後、それを“砕く”!んです。サラサラの顆粒状になったウタマロ石鹸はいっそう用途が広がり、いろんな場所に活用できますよ☆ #07065743282jss
— rina@住環境システムサービス (@07065743282jss) 2020年12月14日
ボールの掃除した
— スイーツ系🍖🍣🍺 (@Adm_Al_S) 2020年6月13日
ウタマロ石鹸とタワシで汚れを取って、仕上げに薄くロジンを回す
まだノック用にしなくて良さそうやな pic.twitter.com/f6wop3BV97
どうですか。みなさんはウタマロ石けんを掃除に利用しているようですね。
掃除だけじゃなく野球のボールも洗っているようです。
これが不思議な話です。
ウタマロ石けんを世に送り出している株式会社東邦は、2012年にウタマロクリーナー(住宅用クリーナー)の販売をスタートしました。
このタイミングでウタマロキッチン(食器洗い洗剤)とウタマロリキッド(部分洗い用液体洗剤)をデビューさせました。
手荒れをさせないようにと考慮したのか、この3つのアイテムはすべて「中性」でした。もちろん界面活性剤は含まれているようです。
※ウタマロ石鹸は「弱アルカリ性」です。肌は基本弱酸性なので、中性の方がお肌に刺激は少なくなります。
ウタマロクリーナー(住宅用クリーナー)は販売が継続されていますが、ユーザーの工夫でウタマロ石けんが掃除に利用されているのですよ。
不思議な話ですね。
ウタマロ石けんの優秀な点が、生活者自身が考えついた新しい利用方法で新しい市場を作り出しているのですから。
まとめ
ウタマロ石鹸での洗顔についてお話ししました。
ウタマロ石鹸に含まれている「蛍光増白剤」は肌の弱い人が使うと肌に刺激を与えたり、アレルギーを引き起こしたりすることがある事から洗顔に向かないとされております。
どのような副作用が現れるかわかりませんので、この記事で紹介したご自身の肌に合った「洗顔に向いた石鹸」を使用するようにしてください。