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小学生の頑固な墨汁汚れを綺麗に落とす必勝法!

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小学生になると落としにくい墨汁の汚れは

汚れ濃さや生地の違い、汚してからの時間経過によりますが、下記の方法がベストです。

 

・汚れが薄い場合や、あまり時間経過していない場合は、

 固形石鹸や歯磨き粉、男性用のスクラブ洗顔剤で落とす

 

・汚れが濃い場合や、時間が経過している場合は、

 ごはん粒やマジックリン+重曹・石鹸、スクラブ洗顔など

 

・上記を試して効果が薄かった場合は、墨のシミ専用の洗剤で落とす

 

 

墨汁汚れは、汚れを付けてから、いかに早く落とし始めるかによって結果が劇的に変わります。

正しい方法で、適切に落とすことによって、シミが目立たない程度まで復旧出来たり、今まで諦めて捨ててきてしまった洋服を、これからは捨てずに済むようにもなります。

ぜひこの記事で紹介する方法を試してみてください。

 

私にも小学4年生の娘がいるのですが、墨汁を服につけて帰ることがしょっちゅうあります。ですが、この記事で解説している方法でいつも真っ白に復活させているので、この記事を参考にあなたのお子さんの服も真っ白に洗濯してあげてくださいね。

 

お子さんが墨汁汚れをたびたびつけて帰ってきて、そのシミ抜きに困っている方には役立つと思いますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

小学生の頑固な汚れNO.1墨汁の落とし方

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やり方はいろいろありますが、この記事では下記の方法が効果的でしたので紹介いたします。

 

 

ひとつずつ紹介しますね

  

ごはん粒で落とす方法

ちょっと意外かもしれませんが、昔から利用されている方法です。

 

やり方は、汚れた部分を少し濡らし、炊いたごはん粒を塗りこむようにやさしく擦ります。

 

ごはん粒に墨の成分が染みていき黒っぽくなるので、一度洗い流したのち、再度ごはん粒を塗りこむように擦っていきます。

 

こういった感じで数回繰り返し、薄くなったら最後に石鹸や洗剤ですすぎ洗いをして完了になります。

 

これは少し放置した墨汚れにも効果的でしたので、ぜひ試してみてください。

 

固形石鹸、歯磨き粉で落とす方法

これも先に汚れた部分を濡らしてから、そこに歯磨き粉や石鹸を塗りつけ、歯ブラシなどでやさしく叩き洗いをします。

 

繰り返し行うことでだんだんと落ちていき、歯磨き粉で洗う場合は仕上げに石鹼や洗剤でこすり洗いをすれば完了です。

 

歯磨き粉でツブツブが入っているものは、研磨剤が含まれていますのでこするときに注意しましょう。

 

強くこすってしまうと、繊維が傷んでしまい洋服の風合いが悪くなってしまう恐れがあります。

 

石鹸はたんぱく質をおとす効果があるので、時間が経ってるシミにも効果が期待できますが、歯磨き粉だとその効果が期待できません。

 

シミが出来て間もないときに歯磨き粉を利用するようにしましょう。

 

男性用のスクラブ洗顔剤で落とす

固形石鹸などで洗っても落ちないガンコな汚れには、たんぱく質の分解成分が含まれていることの多い男性用のスクラブ洗顔を使うと落ちる場合があります。

 

これは墨に含まれる成分を柔らかく分解したのちに洗顔料に含まれているスクラブが炭素を絡めとってくれる場合があるからです。

 

歯磨き粉の研磨剤同様に、スクラブが洋服の繊維を傷めるリスクのある方法です。

試す場合は少しずつ様子を見ながらやさしく試すようにしてください。

 

キッチンマジックリンバスマジックリン+石鹸または重曹で落とす方法

これらは時間が経ってしまったときでも効果的なやり方です。

 

マジックリンを墨汁部分に塗り、その上から石鹸や重曹を塗ってもみ洗いをすると少しずつ落ちていくようになります。

 

汚れが浮いてきたらすすぎ、またマジックリンと石鹸・重曹を塗ってもみ洗い、を繰り返していくと落ちます。

 

重曹は粉なので扱いにくい場合は少し水で溶いた、「重曹ペースト」を使うと洗いやすくなると思います。

 

仕上げに石鹼で簡単に濯ぐか、洗濯機で洗えば完了です。

 

ただし、どちらのマジックリンを使う場合も原液だと濃度が濃く、洋服の繊維を傷める原因になりますので2~3倍に希釈した液を作って、塗るようにしてください。

 

酵素系漂白剤

具体的な商品名だとオキシクリーンなどが有名な酵素系漂白剤。

100円均一でも類似品を手軽に買えますが、こちらでも落とすことが可能です。

 

40℃以上のお湯を溜め、酵素系漂白剤を溜めたお湯に対して、記載通りの量を入れて混ぜたものにシミが出来ている箇所を漬け込みします。

 

薄いシミでしたら2時間程度で落ちますが心配であれば半日ほど漬けおきをオススメします。

 

漬けおき後、水で何度かすすぎ洗いしたあとに洗濯機で洗えば完了です。

 

この方法を使用する場合は、シルクやウールなどの繊細な素材のものや、刺繍・装飾品がついている部分を漬け込みしてしまうと繊維を痛めてしまう恐れがあります。

 

シミている部分だけを漬けるか、そもそもシルクなどの素材の衣服の場合は、酵素系漂白剤を使用しないようにしてください。

 

酵素系漂白剤は時間が経って乾燥してしまったものだと落ちが悪いのでシミ付けたての方が効果を期待できると思います。

 

墨のシミ専用の洗剤で落とす

市販で売られている専用の洗剤も色々ありますが、私が使用したものでスミノンαという商品があります。

 

シミ汚れの外周部分に洗剤液を垂らしなじませて、お湯ですすぐと徐々に落ちていきます。

 

だんだんと落ちてきたらシミの中心にだんだん近づくように洗剤液を垂らし、落とす作業をしていくことでシミを除去することが出来ます。

 

専用の洗剤は効果が期待できますが、使用できない洋服の素材もあります。

必ず使用方法を一度確認してから試すようにしてくださいね。

 

 

墨汁が落ちにくい理由

 

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そもそも墨汁がついてしまうと、なぜこんなにガンコなのかと言うと、墨汁は細かいサラサラとした炭素の粒子と、その粒子たちを液状にまとめるため接着剤の役割を果たす膠(ニカワ)や樹脂系のものを練り混ぜた液体です。

 

炭素は墨の黒色のもとで樹脂系のカーボンか、松の木やなたね油などを燃やしてつくるススが原料です。

 

黒い粒子を液状にまとめるのが膠という動物の皮や骨を煮て抽出した不溶性の液です。

膠の主成分はたんぱく質で、固まるとゼラチン質のようなものです。

 

つまり油性・水性の液体とはちがって、細かい炭素粒子が接着剤と練られた墨汁はまず炭素粒子が洋服の繊維に入り込んでいきます。

 

そして表面を膠の効果で固めて封じ込めてしまっているため落ちにくいのです。

 

歯磨き粉や固形石鹼などで落とすことも可能ですが、一番はでんぷん質を分解するものを選ぶことで膠を柔らかくし、墨の粒子を除去することが墨汁シミを落とす有効な方法になります。

 

これを知っていると、どの洗剤や用品を使うとより効果的かがわかると思いますよ。

 

 

墨汁を落とす注意点

 

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冒頭でもお伝えした通り、墨汁のシミでとくに注意しなくてはいけないことは、シミを作ってしまったら早く対応することです。

 

つぎに大切なのは洗い方で、コツは洗いながら滲んだシミをさらに広げないようにすることです。

 

墨汁のシミが落ちづらいのは、墨汁の細かい粒子が繊維の奥まで入り込んでしまうことが原因です。

 

時間が経つにつれて繊維の深く奥までしみ込みますが、水などで湿らせることで固めていた膠がゆるみ、周りの繊維へ粒子が移ってしまう場合もあります。

 

構造だけだとイメージしづらいと思いますが、肉眼で見るとシミが薄く広がったような状態になることです。

 

シミに対して外側から内側にかけて水で湿らせ、落とすようにすることで周りの部分に染みていくのを防ぎながら洗うことが出来ます。

 

また、おろしたての濃い色の洋服でシミ落としをするときは、色落ちの恐れもありますよね。

この場合はいきなりやらずに、色落ちテストをしてみましょう。

 

シミを落とそうとする前に、洋服の目立たない部分に洗剤をつけて、タオルでたたき洗いしてみてください。

その時タオルに色がついていなければ、色落ちの心配はありません。

 

もしも洋服の染料がタオルに染みている場合は、色落ちしているということになりますので、その場合は頑張って自力で落とそうとするとするのは諦め、クリーニングなどプロにお任せするようにしましょう。

 

 

洋服についても洗濯で落としやすい墨汁もある

 

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習字の授業や習い事など、墨汁シミを回避するのは難しい!なんてときありますよね。

 

そういう時はあえてシミ対策に特化している、墨汁を使うことも一つの防止策になりますよ。

 

洗濯で落ちるように配合された墨汁はいくつかあり

 

  • 練習用の薄墨
  • 清書用の濃い墨

 

などがあります。

 

これらはぬるま湯に10分漬け込み予洗いしたり、粉洗剤で洗濯することで落ちやすくなるものが多いです。

 

どれも文房具屋さんなどで取り扱われていますよ。

 

価格も通常の墨汁より少し高いくらいなので、シミを落とす苦労に比べたらお安く感じるかもしれません。

 

ただし、ウール素材など一部の素材の洋服には弱く、落ちづらいという商品もあります。

 

学校などで指定がなければこちらがおすすめです↓

  

墨汁が付いても気にならない、落ちやすい服装

 

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また墨汁を使う日の服装を改善することで、シミの対策をすることも可能です。

一番簡単なのは「黒い服を着せること」です。

 

黒い洋服に黒い汚れがついてもあまり目立たないので問題ありませんよね。

 

冬休みの宿題のため、自宅でやる際はサイズアウトした長袖や捨てる予定の洋服を着用させることもオススメです。

 

シミができても出来なくても、捨てる予定の服なので汚れも怖くないと思います。

 

防水のエプロンなどもいいですが、お子さんは思いもよらない箇所を汚してしまうことが多いので、割烹着のようなタイプでないと心配という声もありました。

 

また、洋服の材質によってシミが落ちやすいものもあります!

 

これは前の見出しで説明した粒子が、どれくらいの速さで染み込んでいくかどうかが関係します。

 

綿100%のものだと吸水性が高く、その分粒子が奥に入り込みやすく落とすのが困難になってしまいます。

 

一方でポリエステルが多く含まれていると、吸水性が低いためシミが落としやすいということです。

 

洗濯で落としやすい墨汁として紹介したものと真逆になってしまいますが、ウール素材のものも吸水性が低いので、通常の墨汁だとシミの被害が少なくなるようですよ。

 

使用する墨汁の特性や使用方法をよく確認し、それにあった洋服をチョイスすれば墨汁シミもそこまで怖くなくなるかもしれませんね。

 

 

その他の子供がつけやすくて、落ちにくい汚れとその落とし方

 

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ほかにも、お子さんの身近にあるけど、落とすのが大変な汚れがいくつかあると思います。

 

それに対しても簡単に落とし方を紹介していきます。

 

ペンのインク汚れ

ペンにはボールペンなどの油性とゲルインキなど水性のものがあります。

 

どちらもその性質に合った洗剤で落とせば落ちやすくなるので、まずは油性か水性かペンの確認をしてみてください。

 

幼稚園など目の届かないところでついた汚れは、どちらが効果的かテストしてから落とすようにしましょう。

油性の場合は除光液などアルコールで落ちます。

 

ボールペン汚れの部分にはアルコールを付け、タオルで前後をはさんでから下のタオルに汚れを叩き移します。

 

アルコール剤は手を消毒するときの消毒液などでも代用できますよ。

 

水性の汚れは水で湿らせたあと、石鹸でもみ洗いすれば落とすことが出来ます。

 

温度が高い方が落ちやすいので、ぬるま湯と石鹸を使った方がより楽に落とせますよ!

 

番外編ですが、付属のゴムヘッドでこすると文字が消えるフリクションペンの場合は、熱で色が消える原理なのでアイロンをかけることで落とすことができます。

 

泥汚れ

幼少期から部活まで長期的に悩まされる泥汚れは不溶性という、墨汁同様の油性・水性どちらでもない性質に分かれます。

 

確かなのは泥専用の洗剤で洗うことですが、緊急の場合は固形石鹼を直塗りしてこすり洗いすることで落とすことが出来ます。

 

最近、万能な石鹸としてウタマロ石鹸を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか?

 

また部活など汗と泥が混ざっている汚れには、酵素系漂白剤や界面活性剤が入っている洗剤も効果的ですよ。

 

ぬるま湯に漬けおきすることで、皮脂汚れと一緒に泥汚れも浮かせながら落とすことが出来ますので試してみてくださいね。

 

  

まとめ

 

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墨汁汚れを落とす方法は、

 

・汚れが薄い場合や、あまり時間経過していない場合は、

 固形石鹸や歯磨き粉、男性用のスクラブ洗顔剤で落とす

 

・汚れが濃い場合や、時間が経過している場合は、

 ごはん粒やマジックリン+重曹・石鹸、スクラブ洗顔など

 

・上記を試して効果が薄かった場合は、墨のシミ専用の洗剤で落とす

 

という事が、ポイントでしたね。

 

墨汁汚れは、付けてからいかに早く落とせるか?というのが大事ですが、お仕事から帰宅されてから洗濯される方も、ごはんつぶや固形石鹼などの方法を使う事で、綺麗に落とせるという事がわかりました。

 

そして可能であれば、洗濯で落ちる種類の墨汁は服に染みても落ちやすくなっていますので、学校指定のモノがなければ、そちらを検討するのも◎です!

 

また、次回から墨汁を使う習字の授業がある日には、なるべく黒い服装か、ポリエステル・ウール系の服を選んで着せてあげましょう。

 

綺麗に落とせるようになる!と言っても、墨汁の汚れ落としは手間ですからね。

次回から手間がかからないように備えておくことも時間の節約になりますよ!

 

お子さんが自分で汚さなくても、不慮の事故でお友達に墨汁をつけられてしまう事もありますね。

そんなときは、今回のテクニックを使ってきれいさっぱりと汚れを落としてあげてください!