わが子に教わる”おやこ”の関係

日々の生活に役立つ情報をご紹介します

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

トウモロコシの害虫対策にはネットが一番!使い方を詳しく説明

スポンサードリンク

トウモロコシの害虫対策のネットの使い方ですが、トウモロコシがある程度育っている場合は、キッチンの排水溝のゴミ受け用のネットを使うのが手軽で便利です。

 

使い方は簡単で、水切りネットをトウモロコシの実、1本1本にかぶせるように設置し、実の付け根から虫が侵入してしまわないように口を結ぶか軽くゴムで固定すればOKです。

 

トウモロコシの苗がまだ小さいときは、苗全体型を覆える設置型のネットを使用してください。

 

設置方法としては下記の手順で行ってください。

 

  1. しっかり穴を深く掘り、支柱を立てる
  2. ピンと張るように防虫ネットをかぶせる
  3. たるみが出てきてしまった部分は洗濯ばさみなどで支柱とネットを挟み少しでもたわまないようにする

  

この記事でも詳しく害虫について説明しているのですが、トウモロコシはとても糖度が高いので害虫が寄りやすいためきちんと対策できていないと被害が大きくなってしまいます。

 

しっかりと対策するようにしましょう。

 

この記事では、

 

  • トウモロコシの害虫対策、ネットの使い方とは
  • トウモロコシにつく害虫とは
  • ネット以外にできる対策とは?
  • 害虫以外にも気をつけたい病気と対処法

 

と言った内容を詳しく説明しています、家庭菜園などでトウモロコシを育てている方には

参考になる内容ばかりですので、ぜひ最後まで目を通して見てください。

 

 

トウモロコシの害虫対策、ネットの使い方とは

 

f:id:shinchaso0226:20210625232830j:plain

 

ネットには、苗を丸ごと覆う設置型のモノと、ある程度実ってきたころに直接身にかぶせる方法があります、どちらも害虫対策に効果がありますので使い方を説明しますね

 

 

設置型のネットの使用方法
  1. しっかり穴を深く掘り、支柱を立てる
  2. ピンと張るように防虫ネットをかぶせる
  3. たるみが出てきてしまった部分は洗濯ばさみなどで支柱とネットを挟み少しでもたわまないようにする

 

防虫ネットを設置したとしても、ネットの張り方が甘く間違っていると防虫ネットの役割を果たしません。

 

注意すべき点は下記のとおりです。

  

  • 防虫ネットにたわみを作らない
  • ネットに隙間を作らない
  • 作物よりも高い支柱にする
  • 支柱は頑丈なものにする

  

どれも言葉のとおりですが、虫が侵入してくる隙間を与えないことと、作物の成長の妨げにならないことが大切です。

 

特に支柱は高いものにしておかないと、成長とともに作物がネットを押し上げてしまいネットと地面に隙間を作ることや穴が開いてしまう恐れもありますので注意しましょう。

 

また、トウモロコシの実が実ってきており収穫間近!という場合には「水切りネット」を使用した防虫対策が効果的です。

 

直接実にかぶせる方法

 使用するネットはキッチンの排水溝にゴミ受けとして使っている、100均などでも手に入るもので十分です。

 

水切りネットをトウモロコシの実、1本1本にかぶせるように設置し、実の付け根から虫が侵入してしまわないように口を結ぶか軽くゴムで固定すればOKです。

 

100円ショップやスーパーなどで手軽に購入できるのは手軽ですよね、とうもろこしの実に直接かぶせるので効果は絶大です!是非試してみて下さい。

 

 

 

 

 

 

トウモロコシにつく害虫とは

 

f:id:shinchaso0226:20210625232900j:plain

 

トウモロコシにつく害虫はおもに下記の6種類です。

  

  

毛虫のように有毒な虫はいませんが、葉や穂先につくアブラムシと定植して間もなく茎をかみ切るネキリムシ以外は、茎の中や果実の中に入り込んでしまう害虫です。

 

簡単に一種類ずつ説明していきます。

 

メイガ

メイガはトウモロコシにとって最大の害虫といわれています。

 

穂先に産卵するケースが多いです。

 

春先から発生するようになり、年間に何回も産卵とふ化を繰り返す虫なので完璧に除去するのはまず難しいと言われています。

 

受粉後、雄穂が残っているとふ化したメイガがそこからトウモロコシの茎の中に入り込みます。

 

受粉したら雄穂を折り取ることで侵入を防ぐことができますよ。

 

 タバコガ

この虫はトウモロコシだけではなく、ナスやトマトなどの農作物にもつきやすい害虫です。

 

幼虫を見つけたらすかさず除去することと、1匹見つかると他にも生息している可能性が高いためくまなく他にタバコガがいないかをチェックする必要があります。

 

 カメムシ

果実の汁を求めて飛んでくるカメムシ

 

成虫を見つけたらすぐ駆除するようにしましょう。

 

また雑草に生息していることが多いので、トウモロコシ付近の雑草は刈り取っておくことでカメムシがやってくる確率が下がります。

 

 ヨトウムシ

この虫は夜行性なので、日中は土の中に隠れて過ごします。

 

そのため、土を掘り起こしてヨトウムシの幼虫やさなぎを発見したら駆除するようにしましょう。

 

葉の裏に産卵することが多いので、こまめに葉の裏に卵が産み付けられていないかをチェックすることも大切です。

 

また成虫になると殺虫剤が効きづらいので幼虫のうちに駆除することが最大のポイントといえます。

 

 アブラムシ

アブラムシは大量に発生することが多く、成育の妨げになる害虫です。

 

またアブラムシの排泄物によってカビがつき「すす病」という病気を招く原因にもなります。

 

アブラムシにはネットの他にアリを駆除することでアブラムシの繁殖を抑える効果があると言われていますので、同時に対策することで被害が抑えられる可能性が高くなります。

  

ネキリムシ

ヨトウムシと同じく、日中は土の中に潜っている性質があります。

 

ただ、トウモロコシの茎がかみ切られている場所があればおそらくその付近の地中にネキリムシが潜っている場合が多いので一度被害を見つければネキリムシの発見は簡単です。

 

雑草にも産卵する傾向があるので、トウモロコシ付近の雑草をしっかりと伐採しておくことで被害を抑えることにつながります。

 

 

 

 

ネット以外にできる対策とは?

f:id:shinchaso0226:20210625233314j:plain

 

先ほど紹介したように

 

  • 雑草をしっかりと刈り取っておくこと
  • 葉っぱの裏をこまめにチェックすること

 

が大切だといえます。

 

どうしても虫はついてしまうものですから、できる限り対策をしたあとはマメな観察と手入れが重要です。

 

また一部効かない虫もいますが、殺虫剤や農薬を散布することで根絶とまではいかないと思いますが、虫の繁殖を抑えることができます。

 

害虫の繁殖期に合わせて散布することが一番有効ですよ。

 

散布回数を増やすことで害虫の撃退率を上げることができます。

 

虫は小さく、害虫被害に気付くころには時すでに遅しということになりかねません。

 

できる限り念を入れて対策と予防を行うようにしてください。

   

 

害虫以外にも気をつけたい病気と対処法

 

f:id:shinchaso0226:20210625233359j:plain

 

トウモロコシを育てる際に気をつけたい病気も何種類かあります。

代表的な5つの病気をご紹介します。

 

  • 黒穂病
  • すす紋病
  • ごま葉枯病
  • 倒伏細菌病
  • モザイク病

 

特徴を覚えて、見つけたら被害が大きくなる前に対策してくださいね。

 

黒穂病

糸状のカビが病原体です。

 

黒穂病にかかると白いこぶができ、その中で黒い胞子をどんどん作っていきます。

 

こぶがある程度大きくなると破裂し胞子をまき散らすことで繁殖していくものです。

 

またこれの恐ろしいところは土に胞子が付着した場合残るということ。

 

苗の段階で土から感染してしまうとトウモロコシに限らず、枯れてダメになってしまうため、黒穂病が発生したら3年以上はそこで作物を育てることを控える必要がでてきます。

 

こぶを発見したらその株ごと切り倒して対処するようにしてください。

  

すす紋病

すす紋病もカビが原因の病気で、感染するとすすのような斑点ができるようになり最終的に葉っぱ全体が枯れてしまいます。

 

梅雨前といったように気温が高すぎない、湿度もそれなりにある頃に発生しやすいので水はけがよい環境になるように注意してください。

 

連作を避けることで病気にかかりづらくなりますので、一度トウモロコシを育てたら3年以上開けてから同じ場所で栽培するようにしましょう。

  

ごま葉枯病

これもカビが原因です。

 

茎や葉に感染する病気で、黒穂病のように胞子が風などに乗って飛散することで感染を拡大させるものです。

 

肥料をしっかり与えることと、風通しがよくなるように植え付けをすることで感染しづらくなります。

  

倒伏細菌病

トウモロコシのどこの部位にも感染することができる病気です。

 

そこに感染しても最終的にはその部位を腐敗させてしまうことが特徴です。

 

腐敗させる特徴からも、湿度が高い環境で起こりやすいと言われているので梅雨は倒伏細菌病が起こりやすいと言われています。

 

また種子から感染することもありますので、種子は消毒されているものを使用することも大切です。

  

モザイク病

モザイク病はアブラムシが媒介して発生します。

 

文字通りモザイク状の斑点が葉っぱに現れ、葉っぱの肉質を変化させるだけではなく、果実にも感染した場合は中身が空洞になってしまうといった症状がでます。

 

感染した部位を早く取り除くことで感染の拡大を抑えることができますが、トウモロコシ以外にも感染したり、逆に別の作物からのトウモロコシへ感染したケースも考えられます。

 

そのため、一度感染したら近くの別の作物にも感染しているものがないかチェックした方が安心ですよ。

 

 

トウモロコシの上手な育成法とは

 

f:id:shinchaso0226:20210625233505j:plain

 

トウモロコシは水はけがよく、風通しのいいところだとよく育ちます。

 

そのため、栽培する際は水はけに注意した場所を選ぶことと、ある程度距離を開けて植えることでトウモロコシ同士が密にならずに育つことができます。

 

水分や栄養を吸い上げる力が強いため、肥料もしっかりと撒いておくことでトウモロコシがすくすくと育ちますよ。

 

また10株以上を何列も植えてお互いの花粉が雌穂にしっかりと受粉するように心がけることでトウモロコシの実の粒ぞろいが良くなります。

 

ちなみに品種の掛け合わせは粒の付き方が悪くなったり、ポップコーン種と食用種が混ざってはいけないので避けてください。

 

そして、病気や害虫の被害にあってしまった場合は正しい方法で除去や駆除することで他のトウモロコシへの被害を抑えることができます。

 

 

まとめ

 

f:id:shinchaso0226:20210625233526j:plain

 

トウモロコシは糖度が高い分、害虫の被害が大きい作物です。

ぜひこの記事で紹介したネットを使った対策法で対処してください。

 

トウモロコシがある程度育ってきた時は、100均などで手に入る、排水溝などのゴミ受けネットをかぶせて対処してください。

 

苗がまだ小さい場合は、苗全体を覆える設置型のネットを使いましょう。

こちらを使う事で虫が集まる前に対策することができます。

 

我が家も小さな家庭菜園を子供と一緒に楽しんでいるのですが、自宅で作った野菜は苦手なモノでも喜んで食べてくれます(トウモロコシは大好きですが(笑))

 

ぜひ被害にあう前に対策をして美味しいトウモロコシをご家庭で楽しんでくださいね。