わが子に教わる”おやこ”の関係

日々の生活に役立つ情報をご紹介します

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

もみじは虫がつきやすい?気を付けたい虫の種類と対策とは?

スポンサードリンク

もみじを育てていて気をつけたい害虫はザックリと下記の6種類です

けむし・アブラムシ・シャクトリムシにはオルトラン溶液がお勧めで、一度にいろいろな種類の害虫を駆除できるのが便利です。

 

 

木の中でどこにいるか分からないテッポウムシには、ノズルが特殊で3方向に噴射することができるキンチョールEが便利でおすすめです。

 

 

アザミウマには胴枯れ病の元となる糸状菌が寄生しているのでボタニガードESなど微生物殺虫剤がおすすめです。見つけたら確実に駆除しておきましょう

 

 

胴枯れ病になるとその名の通りもみじの幹が枯れていきます。

 

この記事ではこれらの事を、下記の5つに分けて解説しています

 

  • もみじは虫が付きやすい?気を付けたい害虫の種類と対策とは
  • もみじに害虫が付く前に行いたい予防方法
  • もみじに虫がついてしまった際の対処法・注意する点は?
  • 害虫被害からかかる病気の種類と対処方法
  • 害虫からもみじを守る年間行動スケジュール

 

しっかりと学んで、大切なもみじが害虫にやられないようにしていきましょう!

 

 

もみじは虫が付きやすい?気を付けたい害虫の種類と対策とは

f:id:shinchaso0226:20211009104921j:plain

モミジは他の樹と比べて多くの樹液をだすという特徴がある事から虫がつきやすい性質があります。害虫とその対策を知ることで、大事なモミジを守っていきましょう。

 

気を付けたい害虫は下記のとおりです。

 

 

それぞれどのような害をもたらすのでしょうか。

 

けむし

けむしは触るとかぶれてしまう可能性のある害虫です。

小さなお子さんや、犬や猫などのペットがお庭にでるお家では、何としても駆除したいですよね。

「ガ」の幼虫であり、毒を持っているものもいます。

他の害虫より、丁寧に駆除しなければいけないので気をつけたいですね。

 

アブラムシ

ウイルスを媒介する害虫のため、死骸までしっかりと処理する必要があります。

特に、排せつ物から発生するカビが、すす病を引き起こします。

お庭で他の植物を育てているなら、なおさら気をつけたいですね。

 

体長は1~2mmほどで、大きくても3mm程度と小さい虫です。

黒色のものでしたら見つけやすいですが、緑色のものはよく見てみないと見つけられません。

 

テッポウムシ

木がやせて、枝が枯れる可能性のある特に注意したい害虫です。

最悪の場合は、木が枯れてしまうこともあります。

テッポウムシとはカミキリムシの幼虫ですので、カミキリムシを見かけたらいる可能性が大きいです。

カミキリムシは、木の幹や枝に穴をあけて、卵を産み、木の中で幼虫は育ちます。

そのため気づきにくいのが難点です。

 

木の下にオガクズが落ちていたら要注意です。

幹を見てみて直径1cmほどの穴があいていたら、おそらくテッポウムシがいるでしょう。

 

シャクトリムシ

こちらもけむしと同じく「ガ」の幼虫です。

葉や果実を食べられる被害があります。

 

アザミウ

葉や花が変形するという、ちょっと変わった害をもたらす虫です。

植物の汁を吸いますが、その際に唾液で植物の組織を破壊してしまうのです。

体長1~2mmで見つけにくい虫です。

糸状菌が寄生しているため、木の病気を引き起こす原因になります。

 

フシダニ

ビロード病を引き起こすダニです。

体が小さいため、多くの場合被害が出てからでしか気づくことができません。

 

 

もみじに害虫が付く前に行いたい予防方法

f:id:shinchaso0226:20211009105415j:plain

たくさんの恐ろしい虫がつく前に、予防としてできる5つの方法をご紹介します。

 

  • 初春の散水を怠らない
  • 害虫予防の薬剤の散布
  • 枯れ枝を放置しない
  • けむしは卵のうちに駆除する
  • 定期的な剪定

 

詳しく説明していきますね。

 

初春の散水を怠らない

まずは、樹勢を強くすることが重要です。

テッポウムシは弱った幹を好むので、木を元気にすることが一番の対策です。

 

害虫予防の薬剤の散布

ホームセンターでは害虫予防の薬剤が売っています。

これを2週間に1度くらいのペースで散布すれば、効果が落ちずに使えます。

 

枯れ枝を放置しない

枯れ枝は害虫のたまり場です。

健康な木に害虫が移ってしまう前に、すぐに処分しましょう。

 

けむしは卵のうちに駆除する

葉をよく見てみると、小さな卵が付いている場合があります。

この時点で駆除できると、被害を最小限に抑えられます。

よく観察してみてみましょう。

 

この際気をつけたいのは、卵であっても毒針毛があるかもしれません。

必ずゴム手袋をつけてから駆除してください。

 

定期的な剪定

枝が多すぎると、日当たりも風通しも悪くなります。

湿度があがり、カビも発生しやすくなるでしょう。

また、葉が密集してしまい病気の感染リスクも高まります。

定期的に剪定して、葉にとって心地よい空間を作ってあげましょう。

 

剪定した際はその切り口にも気を遣う必要があります。

切り口にペースト状の殺菌剤を塗ることで、菌の侵入を防ぎ、健康な枝を保てます。

 

剪定をすることで、鳥がけむしを見つけやすくなり駆除してくれるという利点もあります

 

 

 

もみじに虫がついてしまった際の対処法・注意する点は?

f:id:shinchaso0226:20211009105715j:plain

どんなに予防をしていても虫がついてしまうことがあります。

虫がついてしまったらどうすればいいのでしょう。

 

けむし

気をつけたいのは、針を持っている可能性がある事です。

けむしを素手で触れる方はいないかもしれませんが、間違って触れないようにゴム手袋をしましょう。

 

もし大量に見つけた場合、自分で駆除するよりも業者に任せた方が安全な時もあります。

あなたの安全のために業者を選ぶのも一つの手です。

 

自分で駆除できる!という際は以下のものを用意しましょう。

 

  • けむし専用殺虫剤
  • 毒針毛固着剤
  • 割りばしやピンセットなど(けむしをつかむもの)
  • 露出の少ない格好(毒針毛がとぶ危険性があるため)

 

はじめに毒針毛固着剤を散布して、けむしが動かなくなるのを確認します。

その後、殺虫剤を散布し、駆除したけむしを割りばしやピンセットなどでとっていきます。

 

テッポウムシ

殺虫剤をテッポウムシがいると思われる穴に入れて噴射します。

 

この際、テッポウムシ専用の殺虫剤だとよく効くでしょう。

特におすすめなのが、「キンチョールE」です。

ノズルが特殊で3方向に噴射することができます。

木の中でどこにいるか分からないテッポウムシに、最適な殺虫剤です。

 

 

アブラムシ、シャクトリムシ

この2種類の虫には、専用の殺虫剤でなくても効果があります。

 

おすすめなのが、オルトラン液剤です。

けむし全般・アブラムシ・シャクトリムシ、様々な害虫を駆除できるのが利点です。

 

 

アザミウ

後ほど紹介しますが、アザミウマは糸状菌が寄生しています。

 

そのため、ボタニガードESなど微生物殺虫剤がおすすめです。

微生物殺虫剤ですと、ハチといった害虫の天敵への影響を最小限に抑えられます。

 

 

 

害虫被害からかかる病気の種類と対処方法

f:id:shinchaso0226:20211009111017j:plain

害虫を放っておくと、木が病気にかかる可能性もあります。

 

アブラムシ

アブラムシの排せつ物は、カビが生え、すす病を引き起こします。

すす病にかかると、その名の通り葉や枝に黒い「すす」のようなものが付きます。

これにより、光合成が阻害され、元気のない木になってしまいます。

 

木に付いた「すす」はふき取ることが出来るので、きれいに取り除きアブラムシ撃退の対策をしっかり行いましょう。

 

アザミウ

糸状菌が寄生している可能性があります。

その場合、胴枯れ病(どうがれびょう)という病気にかかりやすくなります。

 

その名の通りもみじの幹が枯れていく病気です。

 

病気になった部分はすぐに取り除きます。

傷口に癒合材を塗るところまで忘れてはいけません。

人間と同じく傷口は細菌の入り口なので、要注意です。

 

フシダニ

ビロード病という病気を引き起こします。

葉の裏にビロードが張り付いたような症状がでます。

ビロードとは聞きなれない言葉ですよね。

毛の長い布のことで、ベルベットと呼ばれることもあるものです。

 

感染した葉を見つけたらすぐに取り除いて、他の葉に移るのを防ぎましょう。

 

 

どの病気も同じように、かかったらかかった部分を取り除くしかありません。

害虫が付く前に行いたい予防方法をしっかりして、かからないように注意しましょう。

 

 

害虫からもみじを守る年間行動スケジュール

f:id:shinchaso0226:20211009111311j:plain

初春(3月~5月) 

散水と肥料まきをします。

ここで樹勢を強くして、害虫に負けない木を育てます。

害虫が出てくる頃でもあるので、1回目の消毒をしておくとよいでしょう。

 

梅雨(6月)

じめじめしている梅雨は、アブラムシとテッポウムシなどカビに繋がる虫に要注意です。

 

夏~秋(7~9月)

害虫の発生率が一番高い時期です、2回目の消毒をおすすめします。

害虫チェックもこまめに行いましょう。

 

紅葉が終わったら(11~12月)

葉が落ちたら剪定します。

紅葉までは栄養を蓄えている時期なので、できるだけ剪定は控えたいですね。

この時期にきちんと剪定することが、次の春からの害虫対策に繋がります。

 

 

冬(1~2月)

この時期は害虫が発生しないので、お休みして次の春に備えましょう。