銀行の振込手数料が見直される!?高すぎるわけは〇〇だった!
銀行で振り込みする時に、なんで手数料をとられるの?
しかも高すぎる!そんなふうに思ったことありませんか?
いえ、ありますよね。
そんな振込手数料に関する疑問や不満が解消される
かもしれないという情報(朗報)が飛び込んできました。
発端は、政府から発信されたという「振込手数料引き下げ要請」。
これにより全国の銀行が送金手数料を抜本的に
見直して、新方式の導入を目指すことが分かりました。
導入は2021年3月以降が予定されています。
各銀行間の手数料が下がれば、もちろん利用者の負担も
減るわけで、これは期待するしかない!ですね!
それにしても現状、高すぎると言わざるを得ない振込手数料。
なぜこんなにも高いのでしょうか?その理由は?
詳しく調べて行こうと思います!
金融インフラを維持するためのコストとは?
まず現在の振込手数料の一例として、みずほ銀行を見てみると、
同銀行宛てで、
3万円未満は、窓口で330円、ATM(現金)で110円
3万円以上は、窓口で550円、ATM(現金)で330円
他銀行宛てともなると、
3万円未満は、窓口で660円、ATM(現金)で440円
3万円以上は、窓口で880円、ATM(現金)で660円
こうして見ると、やはり高い!
1食くらい食べられてしまうほどの金額もあります。
なぜこんなにかかるのでしょうか?(銀行の儲けでしょうか?)
調べてみると、振込手数料がかかる理由は「システム使用料」でした。
振込の際、支払人の預金口座から、受取人の預金口座へ
入金する振込作業に関するほとんどの処理は、
「全国銀行データシステム(全銀システム)」
というシステムを利用してオンライン処理されています。
その歴史は古く1973年(47年前)から利用されていて、
各銀行を含めた金融業界全体、
いわば日本経済を支えるインフラになっています。
ざっくり言うと、各銀行や金融業界全体の関係者が、
この「全国銀行データシステム」を維持・運用するための必要経費が、
私たちの払う「振込手数料」ということです。
「日本経済を支える重要なインフラ」などと、壮大な話を聞くと、
「振込手数料」を払うのは仕方ないのかな?などと思えてきます。
(私ってつくづく単純です笑)
それでは次に、私たちの生活になくてはならないサービスとなった、
ATM手数料についても調べてみましょう!
併せて知りたいATM手数料のこと
わざわざ銀行に行かなくても、近くのコンビニでお金が引き出せるATM。
忙しい私たちにはとても便利なサービスです。
ですが、便利なサービスを利用するにはお金がかかります。
「ATM手数料」の内訳は?
・ATMの機械本体の費用
・設置費
・設置場所へ支払う賃料
・電気代
・警備員の巡回費
・お金の補充のための人件費
などが、私たちの払う「ATM手数料」となります。
決して銀行が儲けるためではなく「必要経費」なのでしょうが、
それって私たちが払うべきなのですかね?
一方、そんなユーザーの意見をふまえ、手数料がかからないサービスもあります。
例えば、セブン銀行ATMは、
・利用手数料0円。
・他の提携ATMについても預け入れは0円
・引き出しは月4回まで0円
などのサービスがあります(ありがたいですね!)
1回の手数料は微々たるものでも、塵も積もれば山となる。
キャッシュレス決済なども活用しながら、賢く利用して行きたいですね。
まとめ
全国の銀行が政府からの振込手数料引き下げ要請をうけ、
来春から新方式が導入される見込みとなりました。
高すぎる!と思っていた「手数料」のことを調べてみると、
「全国銀行データシステム(全銀システム)」というシステムの
維持・運営のためのお金だということがわかりました。
しかし私たちにとって「手数料」は、
何も生み出すことのない地味な出費と言わざるを得ません。
各銀行のサービスや、キャッシュレス決済などを活用しながら、
賢く利用して行きましょう!