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便利なネット銀行のデメリットとは?信用できる銀行はセキュリティ対策で選ぶ

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インターネット上でお金のやり取りができる便利なネット銀行

 

お店に行く必要がない手軽さや、いつでも残高確認ができる便利さなどが人気で、近頃利用者が増えています。

 

一方で、店舗や通帳がなく不安な時があったり、メンテナンス中は利用できないなどのデメリットもあります。

 

特に、不正送金などの被害に遭いやすいというのが最大のデメリットで、セキュリティ対策には気をつける必要があって

 

銀行ごとに様々なセキュリティ対策をしていますが、その際、「EV SSLサーバー証明書」を導入している銀行を選ぶことをおすすめします。

 

 

その理由をネット銀行におけるトラブルの実情を交えて説明していきますので、口座開設の参考にしてみてください。

 

 

ネット銀行における不正送金被害の実情

 

 

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ネット銀行における不正送金被害は、様々なセキュリティ対策の導入や推進により、年々減少してきています。

 

平成27年度には発生件数1,495件・被害額約30億7,300万円の被害が出ていましたが、平成30年度には発生件数322件・被害額約4億6,100万円にまで減少しました。

 

警察庁「平成30年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」より)

 

これは、「ワンタイムパスワード」の導入とモニタリングの強化などの対策をした結果になります。

 

実際、平成30年度に被害に遭った利用者は、約60%がワンタイムパスワードを利用していませんでした。(利用していた人は約33%)

 

この結果から、「ワンタイムパスワード」がどれだけ重要かがわかると思いますが…。

 

実は最近の不正送金被害は、ワンタイムパスワードだけでは防げないんです。

 

令和元年の不正送金被害は、発生件数1,872件・被害額約25億2,100万円にまで増え、過去2番目となる被害になってしまいました。

 

警察庁「令和元年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢などについて」より)

 

このうち約56%がワンタイムパスワードを利用しており、約10%の人が利用していませんでした。

 

ワンタイムパスワードを利用している人が多いのになぜまた被害が急増してしまったのか…。

その原因は、“フィッシングサイトの増加”です。

 

令和元年の被害の多くは、銀行を装ったフィッシングサイトへ誘導する手口によるもので、このサイトでIDやパスワード、ワンタイムパスワードまでも窃取されてしまいます。

 

そのため、これからのセキュリティ対策は、「フィッシングサイト」への対策が重要になってくるのです。

 

 

銀行がしてくれるセキュリティ対策

 

 

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銀行がしてくれるフィッシングサイトへの対策に、「EV SSLサーバー証明書」というものがあります。

 

多くの銀行で導入されており、開いたサイトが正当で安全なサイトなのか、利用者が直感的に確認できるようなサービスです。

 

パソコンやスマホなどでサイトを開いたときに、「ブラウザバーの色」、「サイトを運営する企業名の表示」の2つを確認することで、正当なサイトかどうかを確認することができます。

 

偽物のサイトだとわかれば、個人情報やパスワードなどを入力しないで済みますよね。

 

さらに、フィッシングサイト閉鎖サービスを導入している銀行もあります。

 

これは、フィッシングサイトを即座に閉鎖するサービスで、フィッシング詐欺被害の拡大を防止してくれます。

 

「EV SSLサーバー証明書」だけでなく、フィッシングサイト閉鎖サービスも導入しているところだと、より安心ですね。

 

 

まとめ

 

 

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今まではワンタイムパスワードが対策として主流でしたが、これからはフィッシングサイトへの対策が重要だということがわかりました。

 

これから口座開設を考えている方は、「EV SSLサーバー証明書」などフィッシングサイト対策が導入されている銀行を選ぶようにしてみてくださいね。

 

便利で手軽なネット銀行ですが、危険性があることも頭に入れ、対策をしながら上手に利用しましょう。