浴槽についている赤い斑点はなに!?きれいに落とす方法とは?
浴槽に赤い斑点が付いているのを見つけた場合、それは水道管や金属パーツから出たサビがうつってしまったことによる「もらい錆」です。
綺麗に落とすには
- さび取り剤
- クレンザー
- ハイドロハイター
が有効ですので、この記事で落とし方を学んで落として見てください。
注意してもらいたいのが、研磨剤が入っている「クレンザー」や「さび取り剤」などは、ゴシゴシこすってしまうと傷つくことがあるので必ずやり方を確認してから使用してくださいね。
この記事では、
- 浴槽の赤い斑点はなに?きれいに落とす方法は?
- 浴槽の赤い斑点ができる原因と対策とは?
- 併せて知っておきたい、茶色、黒い斑点汚れの落とし方
- お風呂のお掃除便利グッズ
と言ったことを解説しています。
浴槽や浴室、洗面所などに赤い斑点を発見した方にとって役に立つ記事になっていますので、最後まで目を通して見てください。
浴槽の赤い斑点はなに?きれいに落とす方法は?
浴槽にできてしまった赤い斑点汚れの正体は、水道管や金属パーツから出たザビがうつってしまったことによる「もらい錆」です。
もらい錆を落とすには、「さび取り剤」「クレンザー」「ハイドロハイター」などが有効です。
また、クレンザーで強くこすったり塩素系漂白剤を使用すると浴槽を傷つけてしまうので注意しましょう。
もらい錆を綺麗に落とす方法は?
浴槽のもらい錆を綺麗に掃除するには、次のような方法があります。
さび取り剤を使う
さび取り剤は、ドラッグストアや工具店などで市販されている物で、酸化してしまった金属を還元することで錆を取り除きます。
使用方法は各商品にもよりますが、柔らかい布などでさび取り剤を塗布し、10~20分程度放置してから拭き取るだけでOKです。
浴槽を傷つけることなく錆を綺麗に落とせますが、頑固な錆の場合は何度か繰り返す必要があります。
クレンザーで磨く
クレンザーやご家庭にある歯磨き粉などを利用して錆を磨いて落とす方法です。
ぽつぽつと小さいもらい錆の場合は、クレンザーや歯磨き粉を綿棒に付けて、くるくると優しくこすると良いですよ。
もらい錆をこすって落としたら、水で洗い流すだけでお掃除完了です。
ハイドロハイターを使う
ハイドロハイターは鉄分や赤土の汚れに効果的な、粉末タイプの還元系漂白剤です。
本来は白い服の黄ばみなどに使用する漂白剤ですが、さびに使うことで金属を還元して汚れを落としてくれます。
40度くらいのお湯でハイドロハイターを溶き、柔らかいペースト状にしてからもらい錆の上に乗せていきます。
10~20分程度放置してからスポンジや柔らかい布で軽くこすると、綺麗にもらい錆を落とすことができます。
浴槽のふちにもらい錆作ってしまったのでハイドロハイター買いに行く
— Rani (@rrrrrRicorrrrr) September 29, 2020
こんな失敗に注意!
もらい錆を落とすときは、正しい方法で行わないと下記のように浴槽を傷つけることになってしまうので、注意しましょう。
クレンザーで傷がつく
クレンザーで強くこすりすぎたり、浴槽全体に塗布してしまうと、浴槽の表面に細かい傷がついてしまいます。
浴槽の表面が傷つくと汚れが落としにくくなり、水カビなどの発生源になってしまうので、クレンザーの使用はピンポイントで優しく行うようにしましょう。
漂白剤で浴槽が傷む
塩素系漂白剤などを使用してしまうと、ホーローやアクリル、ステンレス製の浴槽の場合表面が変色したりザラザラになってしまう可能性があります。
また、錆汚れは塩素系漂白剤で悪化する場合もあるので、絶対に使用しないでください。
浴槽の赤い斑点ができる原因と対策とは?
浴槽にもらい錆の汚れができてしまう原因は、以下の4つです。
- 水道管の錆が出てきている
- 地下水の中のミネラル分が酸化している
- 新築工事の際の鉄くずが残っている
- ヘアピンやピアスなどの金属類を放置する
また、もらい錆は浴室の水気をこまめに拭きとって乾燥させておくことや、金属類を浴室内に持ち込まないようにすることで予防できます。
それでは、もらい錆の原因と予防方法について1つずつ解説していきます。
浴槽にもらい錆ができる原因は?
浴槽にもらい錆ができる原因は以下の通りです。
水道管の錆が出てきている
水道管や給湯器の配管には鋼鉄のパーツが使用されていて、この鋼鉄に徐々に錆が付き、それが剥がれて水と一緒に出てきている状態です。
錆の小さい粒が含まれた水でお風呂を洗ったりお湯を入れたりしてしまうと、この錆が浴槽にうつって茶色く変色してしまうのです。
地下水の中のミネラル分が酸化している
地域によっては、水道の水源に川やダム湖ではなく、地下水を使用しているところもあります。
その場合、地下水の中に豊富に含まれるミネラル分が酸化して浴槽に錆をうつしてしまうことがあります。
新築工事の際の鉄くずが残っている
新築やリフォームしたばかりの浴槽にもらい錆ができている場合は、配管周りを工事した際に金属製のパーツから鉄粉などが落ち、そのまま浴槽内に残っていたために錆が発生してしまった可能性が高いです。
普通は施工業者が最後にしっかり掃除をしてくれますが、それでも水道管の中や浴槽の隅に細かい鉄粉が残ってしまうことがあるのです。
ヘアピンやピアスなどの金属類を放置する
ヘアピンやピアスなどを浴槽内に落としてそのまま放置してしまうと、あっという間に錆がうつってしまいます。
濡れていないからと洗面台などに放置するのも危険で、少しの湿気や飛び散った水滴などから錆が発生してしまうので、アクセサリーなどの扱いには注意が必要です。
キレイをキープするポイント
浴槽内にもらい錆やカビなどの汚れを付けずに綺麗に保つには、以下の方法を試してみてください。
使用後は浴槽の水気を拭き取っておく
浴室を使用した後は、水気を自然乾燥させるのではなく、浴室と浴槽全体を雑巾やペーパータオルなどで拭き取っておきましょう。
こうすることで、もらい錆や水カビ、黒カビなども予防することができます。
更に、常に浴室換気を付けておくことで湿気がこもるのを防いで、より汚れが発生しにくくなりますよ。
浴室内にヘアピンやアクセサリーなどの金属類を持ち込まない
入浴の際に浴室の中でヘアピンやアクセサリーを外す習慣がある方は、浴室に入る前に外す癖を付けましょう。
また、洗面所などでももらい錆が発生してしまう可能性があるので、できるだけ水気から遠い場所で外して保管するように心がけましょう。
併せて知っておきたい、茶色、黒い斑点汚れの落とし方
浴槽内にできる茶色い汚れの正体は、水道のミネラル分が酸化してできる水垢で、酸性の洗剤で良く落ちます。
また、浴槽内にできる黒い汚れの正体はカビやホーロー浴槽の傷です。
カビの場合は塩素系漂白剤やカビ専用洗剤を使用し、ホーロー浴槽の傷の場合は放置しても問題ありませんが、酷い場合は修理や交換も考えましょう。
茶色い斑点の正体と落とし方
浴槽内にできる茶色産斑点の正体は、水道のミネラル分が酸化することでできる水垢です。
水滴が残りやすい浴槽の底や、水面付近に輪染みのように汚れができることが多く、酸性の汚れです。
この茶色い汚れを落とすには酸性の洗剤が有効で、身近なものでは「クエン酸」などが良く落ちます。
ゴシゴシとこすらず、お湯と混ぜてペースト状にしてからスポンジや柔らかい布に付け、優しくなでるようにこすりましょう。
黒い斑点の正体と落とし方
浴槽内にできる黒い斑点は「黒カビ」または「ホーローの傷」の可能性が高いです。
頻繁に浴槽にお湯を張って入浴していない場合は、浴槽内に黒カビが発生している場合があります。
そのため、塩素系漂白剤をピンポイントで付けるなど、カビ専用の洗剤を使う必要があります。
また、ホーロー製の浴槽の場合は、傷が付いたり製造時の気泡などで、黒く小さい点が現れることがあります。
黒い点が多く出て気になる場合や黒い点からひび割れが発生してしまった場合は、修理や交換などの対応になってしまいますので、心配な方は工務店やリフォーム業者に相談してみましょう。
お風呂のお掃除便利グッズ
最後に、お風呂のお掃除が楽に!ピカピカに!なる便利グッズをご紹介します。
石鹸カス・水垢汚れに「茂木和哉 おふろのなまはげ」
お掃除の専門業者からも評価の高い「茂木和哉」の浴室・浴槽用洗剤です。
スプレータイプで普通の洗剤と同じようにスポンジに付けて使用し、浴槽の水垢だけでなく風呂椅子や浴室の床の頑固な石鹸カス汚れも綺麗に落としてくれます。
追い炊き配管の汚れに「スクラビングバブル フロ釜洗い ジャバ」
追い炊き機能や24時間風呂の設備がある浴槽に使用できる配管掃除用の洗剤です。
配管穴より5㎝ほど高い水位で水かお湯を張り、5分ほど追い炊きをしてから放置するだけでOKです。
10分ほど放置した後は排水とすすぎを行い、これを1~2か月に1回程度行うことで配管を清潔に保ち、綺麗なお湯でお風呂に入ることができます。
また、風呂椅子やタライなどの浴室小物の漬けおき洗いも可能で、浴槽のタイプに合わせて「2つ穴用」などの種類もあるので、ご自宅の浴槽に合ったものを購入しましょう。
カビ・もらい錆予防に「赤カビくん カビ予防吸水クロス」
吸水性抜群のクロスで、汚れても洗って繰り返し使うことができる商品です。
お風呂掃除のあとにこのクロスで浴室内の水滴を拭き取っておけば、もらい錆やカビなどの予防ができます。
使用後は、汚れていなければ水分を絞って干しておくだけで良く、汚れている場合は洗濯機で洗って繰り返し使用することができるので経済的ですね。