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夫婦別姓への道が険しい日本…同姓にこだわるわけとは?

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結婚するとどちらか一方の名字を名乗るのが、一般的

な今の日本。

 

国も、1996年から何度も夫婦別姓について、

議論を重ねています。

 

しかし、未だに制度としては整備されていません。

 

いったいなぜ、日本はこんなにも夫婦同姓について

こだわり続けているのでしょうか?

 

様々な理由が存在していますが、ここでは「伝統」とい

う切り口からお話したいと思います。

 

夫婦別姓制度を議論するときに、必ず出てくる

「夫婦同性は日本の伝統文化!」という意見。

 

でも実は、夫婦で同じ姓を名乗る制度が始まったのは、

明治時代。

たった100年ほど前のことです。

 

伝統文化というよりは、近年の法改正や整備、といった

ところではないでしょうか?

 

伝統って、もっともっと歴史のあることだと思います。

 

この明治の法改正の前はというと、なんと夫婦別姓

一般的でした!

 

なぜ明治時代の政府は、夫婦同姓にしたかというと、

「家制度」の影響だと言われています。

 

ご存知の通り、明治の家制度はあからさまな男性(家長)

優位。

 

女性は男性の家に入るもの、という意識が強かった時代

です。

 

姓を男性のものにすることで、女性の立場を差別的に

低くしていました。

女性からするとなんて失礼な制度なんだということで、

1947年に家制度は廃止されました。

 

家制度が廃止されても、夫婦同姓だけが残っている状態

の今。

それを伝統といってこだわり続ける人がいるのです。

 

時代は変わり、制度も変わったのに、気持ちがいつまで

も「家制度」に取り憑かれているようですね。

 

 
結婚しても夫婦別姓を選ぶ理由とは?

 

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残念ながら今現在も、夫婦で別の姓を名乗ることは法律として

認められていません。

 

そのような状況でも、自主的に夫婦別姓を選択している方

はたくさんいるようです。

 

法律上は新しい姓でも、日常で旧姓を使うその理由とは

なんでしょうか?

もっとも多い理由が「仕事に影響するから」です。

 

女性の社会進出が進み、当たり前のように結婚しても

働き続けていますよね。

 

仕事をしていると、名前が変わることで面倒なことが

多いのは想像ができます。

 

営業職についていると特に、名前を覚えてもらうことが

とても重要だったり…

 

名刺も、また新たに作るというのもコストがかかること

なので、会社としても姓が変わるのはデメリットがあり

そうです。

 

仕事以外にも、「今までの姓が好きだから」という理由

から、旧姓で呼んでもらっている、という意見もありま

した。

 

生まれてからずっと使っていた姓をやめるのは、確かに

寂しい気持ちになりますね。

 

理由は様々ですが、結婚による姓の変化を大変、面倒、

寂しい、と感じている人が多いことが分かりました。



名字を手放したくない!結婚前の名字を使い続ける方法

 

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法制度の改正の実現もう少し先になりそうですが、

夫婦別姓がいい!」と感じているなら、次のような方

法で夫婦別姓を選択することができます。

 

事実婚

 

婚姻届を出さずに、事実上婚姻関係を結んで生活をする

状態のことを事実婚といいます。

 

事実婚ならば、戸籍に変化はなく、もちろん姓が変わる

ことはありません。

 

内縁の妻となるので、制約は出てきますが、自治体に

よっては婚姻届けを出した夫婦同様の扱いになるところ

もあります。

 

②職場では通称を使用する

 

すでに多くの企業で、結婚に伴って姓が変わる場合でも、

旧姓を通称として使用することが認められています。

 

給与や社会保険などの書類は、制度上新しい姓となりま

すが、社内や取引先とのやりとりは旧姓が使用可能です。

 

名刺や社員証、メールアドレスが変わらずに使えたこと

や、混乱なく業務が行えたことなどがメリットとして聞

くことができました。

 

そして私としては、個人情報の点からも結婚したことを

説明せずに済んだ、というのはストレスがなくていいな

と思いました。

 

まとめ

 

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明治時代の家制度に未だに縛られていることや、旧姓を

通称として使用している人たちが増えていることなどを

お話ししてきました。

 

結婚を夢見ていた頃、

「この人と結婚すると◯◯って苗字になるのね…」

と想像してニヤニヤした女性は多いはず。

 

でも実際に結婚すると、なんて面倒くさいことなんだ!

と分かりました。

 

そして男女平等が叫ばれる今、主に女性が姓を変えるの

が当たり前ということに、疑問を抱かずにはいられま

せん。

 

これから結婚を考える人たちのためにも、自由に姓を

選択できる時代が来てくれることを願っています。