魚焼きグリルのカビを簡潔にきれいに掃除する方法ですが、下記の4つのパーツを分解するところから始めます。
- 焼き網
- 受け皿
- 扉・庫内
- 排気口
焼き網は、重曹を40度のお湯に溶かした溶液に30分~1時間ほど浸け込み、中性洗剤を付けたスポンジでこすります。
受け皿はセスキ炭酸ソーダに30分から1時間ほど浸けこみ、スポンジや歯ブラシなどでこすります。
扉・庫内もセスキ炭酸ソーダを利用することができ、庫内にまんべんなく噴射してから乾かないようにキッチンペーパーをかぶせて30分から1時間ほどまち、浮いてきた汚れをスポンジなどでこすります。
排気口もセスキ炭酸ソーダを使用します、割りばしなどにキッチンペーパーを巻き付けた「お手入れ棒」で奥の方までこすってください。
意外と汚れがたまっていて、においの原因となる場所なのでゴシゴシとしっかりこすってくださいね。
グリル一度使用して掃除を忘れるとすぐにカビが生えてしまうので、使用後すぐに掃除することが重要ですが、忘れてしまうことも度々ありますよね。
また、きちんと掃除していたつもりでも嫌な臭いがしてくることもあるので、気づいたときにしっかり掃除するようにしてください。
この記事では、
- 魚焼きグリルの臭いまで撃退する掃除方法
- 便利な掃除グッズと使い方
- 簡単にできる汚さないように使うための工夫とは?
といったことを、結婚してから10年以上毎週魚焼きグリルを掃除している私が詳しく解説してみました。
魚焼きグリルから臭ってくる悪臭ははっきり言って耐えられません!!
魚焼きグリルにカビが生えてしまった!、グリルから嫌な臭いがするんだけど…といった方には参考になると思います、ぜひ最後まで目を通してみてください!
魚焼きグリルの臭いまで撃退する掃除方法
魚焼きグリルの汚れはほとんどが、魚(焼いたもの)の油分と皮や身(焼いたもの)の焦げ付きです。
掃除をしないでいると、そういった汚れが網や庫内にこびりついてしまいカビの発生につながります。
魚焼きグリルの掃除方法ですが、
- 焼き網
- 受け皿
- 扉・庫内
- 排気口
の4か所に分けて、掃除の仕方をくわしくご説明していきます。
焼き網
焼き網の掃除方法は3つの手順で行っていきます。
- シンクや掃除用の大きめのバットに大体40℃くらいを目安にしたお湯を張り重曹を溶かす
- 焼き網全体が水につかるように沈め、30分~1時間ほど浸け置きする。※浸け置きする事で油汚れやこびりついた身などがふやけるので、汚れを落としやすくなります。
- 浸け置き後、中性洗剤をつけたスポンジなどで汚れをしっかりとこすり落とし、水ですすいで乾かす
焦げ付きが強い場合にはつけおきの前に重曹を振りかけて、そのまま2時間程度置いた後につけおき→こすり洗いをしてください。
受け皿
受け皿の汚れは、油汚れが大半を占めています。
油汚れにはセスキ炭酸ソーダをお勧めします。
作り方は、水1リットルに対してセスキ炭酸ソーダを大さじ1の量を入れて溶かします。
セスキ炭酸ソーダはぬるま湯での使用が1番効果が高くなるので、溶かす際は40~50℃のお湯を使うとよいでしょう。
- シンクや掃除用バットにお湯をためてセスキ炭酸ソーダを溶かします。
- そして受け皿を浸してそのまま30分~1時間待ちます。
- つけおき時間が終了したら、スポンジや歯ブラシなどでこすり洗いをして水ですすぎ、しっかりと乾かします。
扉・庫内
扉の汚れは水を含ませた柔らかいふきんなどでふき取りましょう。
キッチンペーパー使うとそのまま捨てることができるので、衛生的ですね。
庫内の汚れが気になるときは、ステンレスたわしにクレンザーをつけてゴシゴシとこすりましょう。
汚れがこびりついているときはクレンザーを付けた状態で時間を置き、こすり落とします。
ただ、庫内は掃除がしにくい場所でもありますよね。
なので洗剤やクレンザーが残ってしまうのが心配…という方もいるのではないでしょうか。
そんな時にもセスキ炭酸水がおすすめです!
霧吹きに水500mlとセスキ炭酸ソーダ5グラムを入れてしっかり混ぜ合わせます。
セスキ炭酸ソーダ水が完成したら庫内にまんべんなく噴射して、その上からキッチンペーパーを貼り付けて30分~1時間ほど放置します。
汚れが浮いてきたらスポンジなどでこすり落としてしっかりと水拭きをします。
排気口
忘れてしまいがちな排気口ですが、ここも意外と汚れが溜まっているのでしっかりとお掃除しましょう。
手が届かない場所かつ細かいところなので、わりばしにキッチンペーパーやタオルを巻きつけた「お手入れ棒」を使います。
排気口カバーを外し、お手入れ棒にセスキの水溶水をしみこませて、ゴシゴシとこすっていきます。
汚れは取れても、臭いは思いのほかしつこく残ってしまいますよね。
魚焼きグリルを使っていない時でも臭ってくるのは地味にストレスにもなります。
そんな臭い対策は、お掃除のついでにしてしまうと楽ですよ!
以下でグリル内の臭いを取る方法をご紹介していきます。
番外編:グリル内の臭いを取る方法
以下、3つの方法でグリル内の臭いを軽減することができます
ためしてみてくださいね
空焼き
掃除を終えた後に、5分ほど何も入れずに空焼きします。
これをすると、残ってしまっていた臭いやべたつきが軽減されますよ。
コーヒーの出し殻やお茶の葉を加熱する
しつこい臭いにはこの方法がおすすめです。
受け皿にコーヒーの出し殻やお茶の葉を広げて、弱火で5分。
香りがしてきたら火を止めて終了です。
コーヒーの出し殻やお茶の葉は湿ったまま使ってくださいね。
柑橘系の果物の皮で拭く
みかんやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘系の皮を使ってグリルの中を拭くのも、臭いの軽減には効果的です。
これは、柑橘類に含まれるクエン酸が消臭効果を持っているためです。
ただし、そのまま放置してしまうと錆つきの原因となってしまうので、拭いた後は必ず水拭きを忘れずに。
便利な掃除グッズと使い方
昨今では、お掃除をするときに使うと便利なグッズがたくさん出てきました。
その中に魚焼きグリルのお掃除に使える掃除グッズもたくさんありますので、使い方と一緒にご紹介していきますね。
重曹・セスキ炭酸ソーダ
油汚れは酸性なので、アルカリ性洗剤を使うときれいに落とせます。
温めて使うと泡が発生し、しつこい油汚れを分解してくれます。
セスキ炭酸ソーダは重曹よりもアルカリが強いので、頑固で落ちにくいギトギト汚れも簡単に落とすことができますよ!
先にもお話ししたように、汚れがひどい場合には重曹やセスキ炭酸ソーダの水溶液で濡らしたあとにキッチンペーパーを貼り付けて少し時間を置くと効果が増します。
メラミンスポンジ
重曹やセスキ炭酸ソーダだけでは落ちきれなかった汚れはメラミンスポンジでこすってみましょう!
今は100均にも売っているので手に入りやすいですよ。
メラミンスポンジは研磨効果がありますが、たわしなどより傷が付きにくく汚れもしっかり落とすことができます。
メラミンスポンジを使用する際には、水でしっかり濡らして使いましょう。
急にスイッチ入って、さっきまで2時間ぐらい魚焼きグリルの掃除🤣🤣🤣
— 💜ぇり💛 (@126junky) 2018年10月25日
シンクにセスキ水作って、分解したやつ漬けて、庫内はセスキ水スプレーとティッシュで湿布して、放置してからガンコな汚れはメラミンスポンジでひたすらガシガシ☹️
重曹無かったから手が疲れた🤪
終わったら25時やった笑
塩素系漂白剤
焦げ付きがひどく、重曹やセスキ炭酸水では落ちない場合、ワイドハイターなどの塩素系漂白剤を使うと効果的です。
60℃以上の熱湯にワイドハイターを溶かし、1時間程度つけおきします。
こうすることにより、こびりついた頑固な汚れがゆっくりと浮いてきて綺麗に剥がれますよ。
オキシクリーン
こちらはワイドハイターとは違い、酵素系漂白剤です。
40~60℃のお湯に溶かして、つけおきするのに向いています。
酵素系漂白剤は塩素系より匂わないので、ハイター系の臭いが苦手な方はこちらを使うとよいかもしれませんね。
マジックリン
油汚れにはキッチン用マジックリンの使用もおすすめです。
スプレー状なので、汚れにシュッと噴きかけて1時間程度放置してからすすぎます。
放置している間に油をゆっくり分解してくれるので、傷をつけることなく綺麗に落とすことが可能です。
簡単にできる汚さないように使うための工夫とは?
部品も多いし、意外と大変なグリルの掃除ですが、下記のちょっとした工夫で汚れを抑えることができます。
一つずつご紹介いたします。
焼き網にアルミホイル
網にアルミホイルを敷いて使う、1番簡単な方法です。
こうすることにより魚の身や皮のこびりつきがなくなりますし、受け皿の汚れも少なくなって一石二鳥です。
網にお酢やサラダ油を塗る
タンパク質を加熱すると、熱癒着という反応を起こします。
これが焦げ付きの原因になってしまうんですね。
それを予防するために、網に魚などが直接触れないよう対策を取る必要があります。
サラダ油や酢を網に塗った後、2~3分余熱してから食材を焼きましょう。
そうすると焼き上がり後に食材のこびりつきはなくなりますよ。
受け皿に重曹や片栗粉を入れる
水を溜めて使うタイプの受け皿であれば、魚を焼く前に水300mlと片栗粉(または重曹)大さじ4を一緒に入れます。
片栗粉は冷めると固まる性質を持っているので、落ちた汚れをそのまま簡単に剝がすことができますよ。
重曹を使用した場合は、そのまま洗い流せば大丈夫です。
魚焼きグリルに入れる水に片栗粉を混ぜることを発見した人…
— ひまわり@育児(トイトレ中) (@misaonabe) 2021年6月23日
素敵すぎる…
掃除が簡単すぎて感動してる…
油も一緒にぺろーんって…
油も一緒に…
感動してる…
グリルストーンを使う
水を溜めなくても使えるタイプの受け皿にはこちら。
グリルストーンとはその名の通り細かい砂利のようなグッズです。
受け皿に敷き詰めておけば出た油を吸収して汚れを最小限にとどめてくれるという優れもの。
商品にもよりますが、3~5回までであれば繰り返し使えるので経済的です!
まとめ
油断するとすぐにカビの生えてしまう魚焼きグリル
掃除するときは、「焼き網」「受け皿」「扉・庫内」「排気口」の4つのセクションに分けて掃除していきましょう。
おうちにない場合は100均などでも手に入りますので準備してくださいね。
魚焼きグリルは魚だけでなく、肉やホイル焼きなど様々な料理に使えますのでいつもきれいにしておいて料理の幅を広げてください
掃除が面倒だなと思うときは「アルミホイル」を敷いて使ってくださいね、フライパンに敷く魚焼き用のホイルなど便利で良いのでお勧めですよ!
少し様子見は必要かもしれませんが材料を入れると自動的に焼いてくれる魚焼きグリル、普段使いすることで大変な食事の準備が少し楽になりますよ!
使用後は必ず掃除するようにして、おいしいグリル料理を楽しみましょう!