茄子には栄養がないと言われることを耳にしたりしますが、私たちの身体に良いとされる効果を発揮する5つの栄養素が多く含まれています。
- 食物繊維
- ナスニン
- コリン
- プロテアーゼインヒビター
- カリウム
また水分が豊富で、カロリーが少ないためダイエットに非常に適した食材と言えます。
だからと言って茄子ばかり食べすぎは身体を冷やしたり、アレルギー反応を起こしてしまう事があるのでお勧めできませんが、上手に使う事でダイエットの強い味方となってくれます!
そんな茄子について下記の4つに分けてまとめてみました
- 茄子に栄養がないというのはウソ?
- 茄子の栄養素を逃さない調理方法とは
- スーパーで良い茄子を見分ける秘訣とは?
- おいしい茄子だけど食べすぎは注意×
茄子を上手に選んで上手に調理して、おいしく食べたいですよね
ぜひ最後まで目を通して見てください。
茄子に栄養がないというのはウソ?
茄子は水分が多く、カロリーも低いため栄養がないと思われがちです。
さらにビタミン・脂質など、栄養価の面では他の野菜と比較して低い値となります。
しかし、食物繊維の様に身体に良いとされる成分が十分含まれています。
茄子にたくさん含まれている成分は下記のとおりです。
- 食物繊維
- ナスニン
- コリン
- プロテアーゼインヒビター
- カリウム
その成分は、私たちの身体にどのような効果をもたらすのか、詳しく説明しますね。
食物繊維
食物繊維は近年、私たちの身体にとって有益であることが分かった栄養素の1つです。
以前は、カロリーとして消化されないため不要だと思われていました。
ですが、食物繊維には腸内環境を整え便通を良くしてくれる効果があります。
さらに、食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。
茄子は不溶性食物繊維が豊富で、腸内での働きに期待できます。
【便秘解消!】食物繊維が多くとれる食材・・・切干大根、かぼちゃ、たけのこ、ブロッコリー、人参、ほうれん草、茄子、ゴボウ、もやし、白菜、オクラ、さつまいも、里芋、ライ麦パン、ぶどうパン、そば #ダイエット
— 女子力向上組合 (@e1eb81we9) July 2, 2021
また、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のバランスが非常に良く、低カロリーなためダイエットに向いている食材です。
ナスニン
ナスニンは、茄子の皮に含まれるポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用も持っています。
なすびが入荷しました🍆
— 自然野菜レストラン駒込ナーリッシュ (@nourishoyasai) July 4, 2021
なすびやキュウリが入荷すると夏が近いなぁと感じます🎐🍧🌻
さっと素揚げにして、みずみずしさが残るようにしてます😊
特徴的な紫色の皮にはポリフェノールの一種「ナスニン」が含まれてて抗酸化作用が◎#ヴィーガン #オーガニック #なすび pic.twitter.com/SLPOGjYscN
抗酸化作用とは、発がん性物質の抑制や、老化に関わる過剰な活性酸素を取り除いてくれる健康に必要な栄養素です。
ポリフェノールの効能には、眼精疲労の回復と言う効果があります。
夏場の日差しで痛めた目のダメージを和らげてくらますよ。
コリン
胃や腸を通じて自律神経に作用して、ストレスの緩和・血圧や気分の改善の効果があると証明されています。
プロテアーゼインヒビター
炎症を抑える効果があります。
口内炎などの、腫れになるようなものを治してくれます。
カリウム
解熱効果があります。
夏場に火照った体を冷ましてくれますよ。
海苔文字弁当!茄子にはカリウムが含まれていて体の熱を逃がす働きがあるので夏バテ解消に効果があると知りました♪今日も本当に暑かった。。 pic.twitter.com/M40Hj49MNB
— あや♪海苔文字弁当 (@norimoji_aya) August 18, 2019
茄子の栄養素を逃さない調理方法とは
茄子には、とても豊富な栄養が含まれていることがわかりましたね。
しかし、調理方法によっては栄養を逃してしまいます、調理する際は下記のポイントに注意して見てください。
- 灰汁抜き
- 皮は剥かずに食べる
- 油を使う
栄養を逃がさない調理のポイントを3つ紹介します。
灰汁抜きに注意が必要
茄子のえぐみを除くために灰汁抜きをすることがあると思います。
ただし、水に浸すとナスニンなどの栄養が流れてしまいます。
現在スーパーなどに普及している茄子は品種改良されえぐみはほとんどありません。
なので、栄養を水に流さないために5分以内で灰汁抜きはやめましょう。
皮は剥かずに食べる
茄子の皮は黒紫色ですが、これはポリフェノールの一種であるアントシアニン色素が詰まっているためです。
その皮に、ナスニンが含まれており抗酸化物質があります。
皮を剥くことで、大切な栄養を捨ててしまうことになるのです。
油を使う
茄子は油の吸着率が高く、揚げ物や炒め物によく合います。
また、油に浸し調理することで栄養素も逃さず美味しくいただけるためおススメです。
しかし、油を使いすぎるとカロリーが多くなるので注意が必要です。
晩飯です!(๑>ڡ<๑)🍴✨
— ☆きゃみぃ~♂ (@ryuji19770322) January 31, 2017
☆栄養満点サラダ💮
☆茄子味噌チーズ✨
💡茄子と油の❤相性がィィ~けど💦油っぽくしたくなかったから、出来る限り✨ヘルシーにオリーブオイルを染み込ませ調理!
p(*^-^*)q✨ pic.twitter.com/xWfmTsMgYU
スーパーで良い茄子を見分ける秘訣とは?
スーパーで茄子を買う際も、なるべく良いものを選びたいですよね。
知っているだけで良い茄子を見分けられるので、買う際は下記の点を注意しましょう
- 濃い紫色で艶がある
- ずっしりと重たいもの
- ヘタの下部分も太っている
- ヘタの切り口が萎れず、尖っているもの
この4つをチェックするだけで栄養素が豊富なのか、新鮮かどうかが分かります。
栄養素が豊富か見極める
栄養が豊富化見極めるには、茄子の色合いを見ましょう。
濃い紫色であるほど、ポリフェノールであるナスニンが豊富に含まれています。
また、艶があれば鮮度が高いことも分かります。
新鮮か見極める
鮮度の高い野菜か見極めることは、美味しさや保存期間に関わるので重要ですよね。
その見極め方なのですが、ずっしりと重たく、ヘタの下部分が太っていたり、ヘタが尖っているものは新鮮です。逆にヘタが萎れている場合は、新鮮ではありません。
以上のように、簡単に良い茄子か判断できると思います。
今後は、これを基準に茄子を選んで見てください。
おいしい茄子だけど食べすぎは注意×
茄子は低カロリーで食物繊維が豊富なためダイエット食に向いています。
しかし、食べすぎは身体を冷やしてしまったり、アレルギーを起こしてしまう事があるので良くありません。
その症状やアレルギー等についてご説明します。
茄子を食べすぎたときの症状とは
茄子にはカリウムが含まれているため、食べすぎると体を冷やしてしまいます。
このように体を冷やす野菜を、陰性食品といいます。
体を冷やしすぎると、下痢、冷え性、免疫力が下がって風邪になるなどの不調をきたします。
基本的に偏食や、食べすぎは体に良くないので食生活には気をつけてくださいね。
引き起こす可能性のあるアレルギーや毒性など
茄子本体がアレルギー物質ではないですが、仮性アレルゲンとしてアレルギー反応に似た症状を引き起こす可能性があります。
仮性アレルゲンとは、食物の化学物質によって体に異変を起こすものです。
茄子の仮性アレルゲンの原因物質はヒスタミンと言います。
ヒスタミンはかゆみや蕁麻疹などの症状を引き起こす可能性があります。
化成アレルゲンは特定が難しいので、茄子の食べ過ぎでかゆみなどの異変が起きれば、病院で診断してもらいましょう。