揚げ物の消費期限は、お店で販売しているものは調理後2~3日まで、ご自宅で調理したものに関しては遅くても翌日いっぱいで食べきるようにしてください。
本来消費期限とは調理後おおよそ5日以内と設定されていますが、揚げ物の場合中が見えません。
もし万が一中まで十分に火が入っていなかったら…ということを考えると少し早めに食べきった方が安心です。
最初から食べきれないなと思った分は冷凍して保存するの良いでしょう。
ただし、イモ類やニンジンなど触感が悪くなってしまい正直美味しくありません。
やはり揚げ物は上げた手が一番おいしいので、なるべく食べきれる量を作ることにしましょう!
この記事では、
- 揚げ物の消費期限はどれくらい?
- 傷んでるかな…?と思った時の見分け方とは?
- 上手な保存方法
- 上手な温め方の紹介
など、揚げ物にフォーカスを当てて調べてみたことを紹介しています。
私も揚げ物は大好きですが、いつも作りすぎているのでこの機会にいろいろと調べてみました。
油で揚げているから意外と日持ちするのかな?と思っていたんですけどそんなこともないようなので注意してくださいね。
この揚げ物まだ食べれるかな?、傷んでいるかどうかはどこで見分ければいいんだろう…、といったことが心配な方には参考になるかと思いますので最後まで目を通してみて下さいね。
揚げ物の消費期限はどれくらい?
そもそも消費期限とは調理後、おおよそ5日以内で味や品質が劣るものに設定されています。
そのため、消費期限と記載されている食品は少なくとも5日以内に食べるきる必要があります。
揚げ物の場合は5日よりも、もう少し早めに食べきるようにしましょう。
お店で販売しているものは当日中に食べることを前提にしています。
当日中に食べてしまうことが一番ですが、もし残してしまう場合は2~3日以内に食べ切ってください。
自宅で揚げたものならば、翌日までには食べるようにしてください。
自宅の場合、家庭コンロで調理していると過熱が不十分である恐れがあります。
また、粗熱がしっかりとれていない状態でラップや冷蔵庫にしまうとそこから菌が繁殖してしまう可能性もあるため、お店で買ってきたものよりもさらに注意が必要です。
また保管環境にも左右されます。
冷蔵庫で保管しているものであれば、翌日ないし翌々日頃まで日が経ってしまっていても食べることはできるようです。
ですが、常温で冬以外の時期に保管しているものは翌日だとしても注意が必要です。
から揚げなど個体単体の材料で作られた揚げ物だと、多少日持ちしますがチーズのはさみ揚げなどといった中に傷みやすいものが入っている揚げ物の場合も、管理に注意が必要になります。
できれば当日中か、遅くても翌日中には食べ切ってしまうほうが安全です。
人には免疫があります。
多少、傷みはじめているものを食べたとしても食中毒に至らないケースもあり、人によっては「4日経ってても大丈夫だった」という声もあるかもしれません。
しかしそれが自分に当てはまるとは限らないですよね。
翌日以降への持ち越しは基本的に避け、それ以降に食べる場合は自己責任・自己判断としてください。
傷んでるかな…?と思った時の見分け方とは?
揚げ物は油をまとった衣でコーティングされているため中の水分が蒸発されることなく、衣の中にこもりがちです。
そのため、一度火を通していても傷みやすさはほかの惣菜とそんなに変わりありません。
翌日以降に食べる場合は傷んできていないかをチェックしてからにしましょう
傷んできたかどうかは見た目とニオイで判断できます。
- 色が変色してきている
- ぬめりがある
- 異臭がする
- 触れると糸が引く
これらはほかの食べ物を判断するときとほぼ同じです。
ひとつずつご説明していきます。
色が変色してきている
衣は天ぷらなら黄色、から揚げなどの揚げ物なら茶色いですよね。
ですがこの衣の色のほかに白や緑色のような、衣とは違う色の点々がつきはじめていたらそれはカビです。
その部分だけ除去すれば食べられると思うかもしれませんが目で判断できない部分もすでにカビ菌が繁殖している場合があります。
1か所でもカビはじめていたら捨てるようにしましょう。
カビてしまった揚げ物に隣接している揚げ物もカビが繁殖している恐れがあります。
こちらも勿体ないと思うかもしれませんが捨ててください。
ぬめりがある
サクッ、カラッとしている印象がつよい揚げ物に少し粘度のある光沢が見え始めたら危険信号です。
腐敗が進んでいます。
衣から中の具材まで腐っていってしまいますので食べられる状態ではなくなっています。
異臭がする
酸っぱいニオイや発酵したようなニオイがしたらこれも腐敗が進んでいる証拠です。
また酸化した油のニオイがする場合も食べられないわけではないですが、消化の際に胃に負担がかかってしまいます。
身体のためにも、できれば諦めて破棄してください。
触れると糸が引く
ぬめりが出始めると、雑菌の繁殖がさらに進むため箸などで触れると糸を引くようになります。
この状態になったら完全にアウトです。
これらの状態になっていた場合は絶対に食べないでください。
また上記の状態が見つからなくても、食べてみて舌がピリピリしたり食感に異変を感じた場合はすぐに吐き出して口をゆすぐようにしましょう。
そして傷んだ揚げ物に触れたお皿や箸は必ずよく洗い、そこから菌がさらに繁殖することのないように十分に注意してください。
上手な保存方法
保存方法は常温、冷蔵、冷凍の3種類になります。
どれも共通して言える注意点は粗熱をしっかりとってからラップなどに包んで保存することです。
熱が残っているとそこから菌が繁殖やすくなったり周りに付着した水分で傷みやすくなってしまいます。
それを踏まえたうえで、それぞれ簡単にご説明しますね。
常温保存
冒頭でお伝えしたとおり、日をまたぐ場合の常温保存は基本的に避けてください。
冬など気温が低い時期であれば常温でもそこまで劣化は進まないのでは?と思いますよね。
しかし、コンロまわりやヒーターがあるリビングなどはどうしても温度が上がりがちです。
暖かい環境になると菌の活動が活発になってしまいますので冬場でも室内の常温保存は安全とは言えません。
そういった場所で保存すると、やはり傷んでしまいます。
時期や気温に関係なく冷蔵保存するように心がけてください。
冷蔵保存
2、3日で食べきれるのであれば冷蔵保存が一番手軽です。
できれば揚げ物どうしがくっつかないように離した状態で冷蔵庫にて保管するようにしましょう。
また冷蔵庫の中でも野菜室など場所によって温度が多少異なります。
できれば一番温度が低い場所で保管するようにしてください。
冷凍保存
一部の揚げ物であれば冷凍することも可能です。
パン粉などでコーティングされているものやコロッケなど水分を含む揚げ物には向いていません。
逆にから揚げや天ぷらでしたら可能な方法になります。
ポイントは余分な油をとること、空気に触れさせないこと、早く冷凍することの3つです。
クッキングシートにひとつずつ揚げ物を包んでフリーザーバックなどに空気を抜きながらまとめることで冷凍保存ができます。
から揚げだと1か月くらい保管できるという説もありますが、こちらも自己判断になってしまいます。
2、3週間前後で食べきってしまうほうが安全でしょう。
上手な温め方の紹介
簡単に再加熱したい場合は電子レンジにかけるだけでOKです。
ただこの方法だと衣がべちゃっとしていたり衣の水分量にムラがでてしまいます。
ひと手間かけるだけで揚げたて、とまではいきませんが美味しさを取り戻すことができます。
ぜひこれからご紹介する方法を試してみてください。
常温保存、冷蔵保存の場合
まずクッキングシートの上にのせ電子レンジで軽くチンしてください。
そのあと、くしゃっとシワをつけたアルミホイルの上に揚げ物を置いて、こげない程度にトースターでトーストしましょう。
レンチンすることで中まで温まり、トーストすることで衣の水分を蒸発させてサクッと仕上がります。
また、クッキングシートを敷くことで余分な油を落としアルミホイルを敷くことでトーストした際に衣が張り付いてしまうのを防ぐので下に敷くことをオススメします。
レンチンする際はラップをしないこともコツです。
そうすることで温めると同時に水分も飛ぶのでトーストする時間が短くなります。
冷凍保存したもの
電子レンジで半解凍したあとにトースターで焼けばOKです。
もしくは半解凍後にオーブンレンジで数分焼くか手間でなければもう一度さっと油で2度揚げることで美味しく食べることができます。
電子レンジとトースターで温めるのが手間と感じる方や、ただの揚げ物に飽きてしまった場合はリメイクしてみましょう。
かつ丼のように出汁で煮て卵でとじることや、から揚げなら甘酢だれを絡めてしまうのもアリです。
そのまま食べるのではなくリメイクするのも食べ飽きることがなくておススメですよ。
まとめ
揚げ物の消費期限ですが、従来の「調理後おおよそ5日以内」という設定よりも早めに食べきってしまった方が良いということがわかったかと思います。
調理後の保管状況によっても期限は短くなってしまう可能性もありますから、お店で買った品、ご自身で気を付けて調理したから大丈夫!
という気持ちもわかりますが、万が一体調を壊してしまってはいけませんのでなるべく早めに食べてしまいましょう。
私もから揚げや天ぷら、とんかつなど揚げ物が大好きなのですが、今回調べてみて一度にたくさん作るのはやめてなるべく1日、もしくは翌日で食べきれる分までにしようと思いました。
大好きなものも、時間がたって悪くなったものを食べてしまい体調を崩して嫌な思いをすると、二度と食べたくないと思ってしまうものです。
そうならないように、きちんと管理して不安にならないように大好きな揚げ物を楽しみたいですね!