発泡スチロールの捨て方と屑を出さずに小さく分ける方法とは?
発泡スチロールを捨てる際に小さく切る方法ですが、専用の発熱タイプのカッターで切るのが一番楽です。
私はコの字型のものをダイソーで購入して、発泡スチロールを処分する際に使っていますが、破片が飛び散らずにストレスがたまらないので重宝しています。
他にも
- カッターナイフで切る
- 体重を乗せて折る、砕いていく
- 溶解する
等の方法がありますので、ご自身に合った方法を試してみてください。
それぞれ、メリットデメリットがありますので、この記事で良い方法を見極めてみてくださいね。
また、併せて
- 発泡スチロールは溶かすことができる?
- 発泡スチロールの捨て方
- 大量・大型のものは引き取ってもらうこともできる
といったことも解説していますので、この際に発泡スチロールの処分方法を学んで、捨てる際のルールとして今後も捨てる際に迷わないように各ご家庭ごとの処分方法を決めてしまいましょう!
ゴミが出るたびに処分方法を調べるのは大変ですからね、変則的なものはルールを決めてしまってそのルールに従って捨てることにするだけでストレスが軽減しますよ!
発泡スチロールの屑を出さずに小さくする方法
発泡スチロールを小さく切る方法は
- 発熱タイプのカッターで裁断する
- カッターナイフで切る
- 体重を乗せて折る、砕いていく
- 溶解する
などいろいろありますが、屑を出さずに小さくするには【発熱タイプのカッターで切る】方法が一番手軽です。
自分の体重などで小さく割っていけば費用はかかりませんし
カッターナイフであれば自重で細かくするよりも手軽ですし、安価なものだと100均でも買うことができます。
しかし、これらの方法だとどうしても細かい屑が出てきてしまい、掃除や後処理に苦労してしまいます。
「屑を出さない、最小限に抑えたい」ということにフォーカスを当てて選ぶ場合でしたら発熱タイプのカッターを使用するようにしましょう。
コの字型のものであればダイソーで売っていました。
発熱タイプとは電熱線がついていて、通電させることで電熱線に発生する熱を利用して発泡スチロールを溶かしながらカットしていける工具です。
先端に電熱線がついている棒状(ペン式)のものやアーチ状など、様々な形状が販売されています。
また充電式や乾電池式、コンセント式など電気をとる形態もさまざまなので使う頻度に合わせて選ぶとより扱いやすいものが手に入ると思いますよ。
これは100均などでは扱っているケースが低いのでホームセンターやネットショップで検索してみてください。
明日は発泡スチロール切る道具買いにちょっと大きなホームセンターに行く
— まぐまぐ (@mgmg_24mix) 2021年5月15日
発泡スチロールの板を馬鹿力で切って手も切るわ、カッターの刃は折れるわ、課題は終わらないわで心が折れた
— はかせ (@13_mcdng) 2021年5月17日
厚みのある発泡スチロール板は、普通のカッターで切ろうとするとボロボロになるのですが、発泡スチロールカッターで切るとキレイだし複雑な形も切りだせます。
— 本間悠 (@honyanohomma) 2019年5月13日
立体の文字とか簡単に作れるよ。 pic.twitter.com/5IOgNkoEte
発泡スチロール切るヤツ
— さくらのししょー (@kei_go_12) 2019年9月17日
建築模型用 pic.twitter.com/9XvYLMguuG
発泡スチロールは溶かすことができる?
意外なことに発泡スチロールは薬剤で溶かすことができます。
こちらもホームセンターやネットショップなどで専用の薬剤が販売されています。
専用の薬剤は液がそのまま入っているボトルタイプとスプレータイプで扱いやすくなっているものなどありますので処分したい量に合わせて、扱いやすいタイプを選ぶといいですね。
実は、専用の薬剤がなくても家にあるもので発泡スチロールを溶かすことができます。
それは柑橘系の洗剤です!
発泡スチロールが溶けるのは、原料であるスチレンという合成樹脂が分子構造の似ている油性の液体と結合することで起こります。
スチレンに似ている油分というのがリモネンやアセトンなのです。
リモネンは柑橘系の皮に多く含まれています。
柑橘系の洗剤にはリモネンが含まれていることが多く、発泡スチロールを溶かすのに有効です。
溶かすと液体になったり、ゼリー状に凝固します。
リモネンと一緒に挙げたアセトンという物質ですが私たちの身近なものに含まれているとしたら除光液です。
発泡スチロールに除光液をかけるとその部分がだんだんと溶けていくのが見られると思いますよ。
アセトンは大量に使用するのは人体に有害のため除光液でもアセトンフリーのものがあります。
ジェルネイルをオフするときに使用する除光液なら、アセトンが入っていることが多いので試す場合はそちらを使用してみてください。
また、溶かしたあとの発泡スチロールですが自治体によって回収方法が結構異なるようです。
一部の自治体だと溶かした発泡スチロールを資源ごみなどとして回収してもらうことが難しく、専用の回収業者に有償で引き取ってもらうケースもあります。
溶かした後の処理がかえって不便だったり、お金がかかってしまう可能性もありますので、よく調べてから実践しましょう。
発泡スチロールの捨て方
自治体の方針によって、発泡スチロールを「資源ごみ」と「燃えるごみ」として分別方法が分かれています。
これには自治体が回収した後に処理をどうしているかによって変わってきます。
例えば、大きなごみ焼却施設をかまえている自治体では、焼却時の加熱温度をかなり高温まで上げられる場合があります。
高温で燃やしきれるため、分別しなくともキレイに焼却することができるため、という訳ですね。
またほかの自治体では回収後、圧縮機で発泡スチロールを効率的に圧縮処理ができないため、燃えるごみとして分別を推奨しています。
これらはあくまで一部の自治体例です。
こういった該当しない自治体はプラスチック製容器包装として資源ごみの回収を指定しているようです。
資源ごみとして発泡スチロールを回収する場合は、捨てる側も少し細かな配慮が必要になります。
そもそも、発泡スチロールをはじめとするプラスチック製容器包装だけを分別して回収するのはリサイクルすることが目的でもあります。
ごみや食べかす、タレなどがついたままだと溶かしてリサイクルする際に異物が混入しかねません。
そのため、汚れをサッと洗い流したものを分別して回収するように指示している自治体が多いようです。
ここで重要なのは「サッと洗い流せるか」ということです。
家庭への負担を軽くするための決まりだと思いますが、納豆のパックのように、軽く洗っても汚れが落ちないようなものの場合は、燃えるごみとして廃棄するようにと指示している自治体も少なくありません。
最終的に処分してくれているのは自治体ですので、細かい部分もしっかり確認したうえで処分を心がけましょう。
大量・大型のものは引き取ってもらうこともできる
ここまで自力で処理したり、処分する方法をご紹介してきましたが他者の力を借りることも方法としてあります。
- スーパーのリサイクルボックスに出す
- リサイクル回収業者を利用する
- 持ち込み、引き取ってもらう
いくつか方法がありますのでひとつずつ紹介していきます。
スーパーのリサイクルボックスに出す
スーパーの入り口やレジ近くでペットボトルなどの資源ごみを回収してくれるボックスを見かけたことはないでしょうか。
2~3種類ボックスが設置されており、そのうちの一つが発泡スチロール系であることが多いです。
対象になる発泡スチロールは魚や肉が入っているトレーで、家電製品の緩衝材やクール便の外装で使われる保冷箱といったものは入れられない場合が多いです。
資源ごみとして分別する場合と同様に、汚れを洗って乾かした状態のものを入れることができます。
次回買い物へいくついでに前回でた発泡スチロールごみを処分して来られて手軽ですよね。
それにこまめに処分できるので、家のなかでごみが溜まったりまとめて処理する手間が省けることもメリットです。
リサイクル回収業者を利用する
スーパーの入り口や近所の空きスペースで不定期に回収業者が回収に出向いている場合もあります。
月に1度の開催だったり、不定期で巡回していることも多く利用したい場合はインターネットで検索したり回覧板などで情報収集する必要が出てくると思います。
専門業者が回収してくれるのでサイズや量を問わず持って行ってもらうことができます。
そのほかにも、一般家庭分だとあまり対象として扱ってくれる業者は少ないですが個別で発注して回収してもらったり、自ら業者のもとへ持ち込みすることで処分をしてもらうことも可能です。
この場合、運が良ければリサイクル資源料としてお金がもらえることもあるようですが業者によっては逆に手間代として費用を支払う必要もでてきます。
持ち込み、引き取ってもらう
購入した店舗に持ち込むことで、発泡スチロールを引き取ってくれるケースもあります。
魚屋さんなどで買った際にもらった保冷箱や家電量販店で家電製品を梱包していた緩衝材などがそうです。
もし引き取ってもらえるか心配であれば購入の際に一度確認をしておくと安心です。
特に冷蔵庫やエアコンなど大型家電製品には、複雑な形の発泡スチロールがたくさんごみとして出てしまいます。
再度来店する手間がありますが無償で知っている業者に引き取ってもらえるのであればありがたいですよね。
まとめ
意外と処分するのがめんどくさい発泡スチロール
今後処分する際は、この記事で学んだ中からご自身に合ったものをご家庭のルール化して、処分することにしましょう。
発泡スチロールの屑が出ず、小さくする方法として私がおすすめするのは専用の発熱タイプのカッターで切るといった方法です。
発泡スチロールの屑は静電気ですぐにあっちに行ったり、こっちにくっついてみたり、すごくストレスが溜まります。
そうならないためには屑を出さないということが大事ですので、参考にしてみてください。
引き取ってもらえる可能性がある場合はそれに越したことがありませんので、電気屋さんやお近くの回収業者さんに確認してみましょう。