唐辛子には、虫を寄せ付けないようにする効果があります!
家庭菜園用の虫除けスプレーの作り方をご紹介します。
唐辛子虫除けスプレーの作り方
材料
- 焼酎 200ml
- 唐辛子 10本
- にんにく 1片
- ガラスの入れ物
作り方
- ガラスの入れ物に、焼酎を入れます。
- 唐辛子のヘタと種を取り除きます。
- にんにくの皮をむいて、包丁で押しつぶします。
- 焼酎の中に唐辛子とにんにくを入れて、30〜60日漬け込んで完成。
使い方
スプレーボトルに入れ替えて使います。
水をボトルの上部まで入れて、そこにスポイトなどで1ml原液を入れます。
よくかき混ぜたら準備OK。
葉の裏や茎の部分にもしっかりとスプレーしましょう。
作物以外にも、土に直接かけても効果がありますよ。
焼酎・唐辛子・にんにく・水、とたった4つの材料でできてしまう、簡単虫除けスプレー。
そして何より、口に入れるのもからできているので、とても安心です。
1度作れば、しばらく使えるので、試す価値ありですよ!
唐辛子のどんな成分が虫に効果的なのか?
唐辛子の辛味成分であるカプサイシン。
そのカプサイシンこそが、虫を寄せ付けない秘訣なのです。
カプサイシンは、私たち人間が唐辛子を口にしたときに、強い辛味を感じる成分です。
小さな虫にとってもそれは同じで、さらに強い忌避効果を発揮してくれます。
米びつに唐辛子を入れておくと、虫を寄せ付けないというのは周知のことで、それを利用した商品がたくさん出ていますよね。
カプサイシンの効果は、主にアブラムシ、ダニ、青虫などに有効です。
家庭菜園の的といえば、アブラムシ!
このアブラムシを寄せ付けない効果が期待できるというのは、嬉しいですね。
このカプサイシン、水に溶けにくいという性質を持っています。
そこで、焼酎などのアルコールに漬け込むことで、成分がしっかり溶けるようにしましょう。
では、なぜにんにくを入れるかというと、抗菌効果を期待できるからです。
にんにくに含まれる「アイリン」という成分は、切ったり潰したりすることで「アリシン」という成分に変わります。
この「アリシン」こそが、抗菌作用を持つと言われています。
しかし、注意が必要な点がひとつ。
これは新鮮なにんにくに多く含まれる物質なので、スプレーに使用する際は、新しく購入して新鮮なものを使ってくださいね。
もちろん、にんにくがなくても虫除け効果はありますが、簡単に用意できるものなので、プラスして抗菌までしちゃいましょう!
他にも自宅にあるもので家庭菜園に効果的なものとは?
唐辛子以外にも、どこの家庭にもあるもので虫除けの効果を期待できるものがあります。
1つ目は、牛乳
アブラムシによる被害を見つけたら、牛乳の出番です。
殺虫剤の要領で、アブラムシめがけて牛乳をスプレーします。
そうすることで、牛乳の膜でアブラムシが呼吸困難状態になり、殺虫することができます。
飲み物なので害はありませんが、雨や水やりで流されてしまうので、タイミングには注意が必要です。
2つ目は、お酢
特に黒酢がオススメです。
こちらも牛乳同様に、アブラムシに有効です。
牛乳と大きく違う点は、牛乳がアブラムシをやっつける目的なのに対し、お酢はアブラムシが来るのを防ぐ効果があります。
まだアブラムシがいない状態、もしくは2、3匹見つけた状態のときに、お酢スプレーをシュシュっとします。
そうすることで、これ以上増えることを防ぐことができますよ。
弱っている植物にはあまり効果が期待できないということなので、ご注意ください。
牛乳と、お酢用途に合ったものを使ってみてください。
まとめ
家庭菜園を楽しむ上で、切っても切れない関係なのがアブラムシをはじめとする害虫。
でも、口にするものにむやみやたらに農薬などの化学製品は使いたくないですよね。
そこで便利なのが、食品を使った虫除けスプレー!
すぐにできるものばかりをご紹介しました。
上手に使って、無農薬菜園を目指したいですね。