ベンチャー企業とはどんな会社の事?わかりやすく解説してみた
定義等はありませんが、一般的にベンチャー企業とは新しい事業に取り組んでいる企業のことを言います。
成長過程にある企業であり、最先端技術や新しいビジネスモデルで事業を行っています。
ベンチャー企業は、まだ成長段階にある企業のため、新しいことにどんどん挑戦していける意欲的な方にお勧めです。
例えば…
フリマアプリを中心に話題となっているメルカリなんかも、2013年に創業された有名なベンチャー企業です。
メルカリは今でも決済サービスなどの新しい事業を拡大していますね。
そんなベンチャー企業について解説していきます。
知っておかなくてはいけない、ベンチャー企業のステージとは
ベンチャー企業といっても、誰もが知る有名企業から創業してから間もない企業があります。
転職のとき、自分に合う企業か調べる場合、企業規模や従業員数は知っておくべきですね。
ベンチャー企業には、4段階のステージがあります。
成長段階や従業員数によって分けられます。
若い順から以下のようになります。
<ステージ1>シード
商業的に事業がまだ完全に立ち上がっておらず、
研究および製品開発を継続している企業
<ステージ2>アーリー
製品開発および初期のマーケティング、製造および販売活動に向けた企業
<ステージ3>エクスパンション
生産および出荷を始めており、その在庫または販売量が増加しつつある企業
<ステージ4>レーター
持続的なキャッシュフローがあり、 IPO(上場)直前の企業等
※ステージの定義は一般財団法人ベンチャーエンタープライズセンター「ベンチャー白書2017」の定義による
ステージが上がるにつれ、従業員数は増え、売り上げ規模も大きくなります。
また、ステージが高いほど企業としての価値も高くなります。
おおよそですが、ステージ毎の従業員数は以下のようになります。
<ステージ1>シード 従業員数1~10名
<ステージ2>アーリー 従業員数10~20名
<ステージ3>エクスパンション 従業員数20~50名
<ステージ4>レーター 従業員数300名以上
少ない従業員の中では、1人の社員の影響が大きくなります。
自分のアイデアや技術を発揮したい方はシードやアーリーなど成長段階にある企業に挑戦してみるといいですね!
有名なベンチャー企業はこんな会社!
日本にあるベンチャー企業はどんな会社があるのでしょうか?
有名なベンチャー企業TOP3を売上順にご紹介します。
<1位>リクルート 2兆3107億円
<2位>楽天 1兆2639億円
<3位>Zホールディングス(旧ヤフー) 1兆529億円
もう誰もが知っている企業ばかりですね。
1位のリクルートはどのようにして有名企業となったのでしょうか。
リクルートといえば、人材派遣業などを行う大手企業です
元々、大学生向けの求人広告事業から1960年に始まりました。
その頃はビル屋上プレハブが会社でした。
そこから、世間のニーズに合わせ、人材派遣事業へ進出。
結婚式や住宅情報などライフイベントの販促事業へ、旅行・飲食・美容などの中小企業支援を目的とした販促事業と徐々に事業を拡大していきました。
今では従業員数は49370名。グループ企業は366社もあります。
約60年ほどで、プレハブ小屋から366社も抱える企業となるまで社会のニーズに合わせて成長していったんですね。
また、2位の楽天は、1997年にネット販売事業から始まりました。
「誰でも簡単に店を開けるようにしたい」というコンセプトからインターネット・ショッピングモール『楽天市場』を開設しました。
その頃の従業員数は6名、サーバー1台、13店舗だったとのことです。
創業5年目にして『楽天ポイント』サービスを開始し、出店店舗数が6000店舗を突破したそうです。
2004年にはプロ野球界へ、このことで全国的に名前が知れ渡りました。
2011年、創業14年目にして出店店舗数が38000店舗、年間流通総額が1兆円を突破したそうです。
そこから海外事業や楽天モバイルなど通信事業の強化など今も成長していっています。
3位のZホールディングスは元々ヤフー株式会社として、1996年に設立された企業です。
こちらの会社は、ファッション通信サイト『ZOZOTOWN』や携帯会社大手のソフトバンクの子会社となったり
通信アプリで有名なLINEと経営統合したりと大手企業との統合により、事業の拡大を図ってきました。
元々のヤフーもアメリカ法人であったYahoo!とソフトバンクから設立されました。
90年代と言えばインターネットが日本に広まってきたころですね。
その頃の検索サイト『Yahoo!』は目新しかったでしょう。
そのため、翌年1997年には上場企業となり、2000年には、日本史上初の株価1億円を突破したそうです。
ネット文化が進むにつれ、IT企業の先駆けであるZホールディングスは急速に成長していったのですね。
どの企業も、新しいことへどんどん挑戦していき、人も企業も共に成長していくのがわかりましたね。
まとめ
ベンチャー企業とは、明確な定義はないものの、新しい事業や成長過程にある会社のことを言います。
まだ成長段階にあるため、「自分の能力を生かしたい」「新しいことを始めたい」「色々なことに挑戦したい」といった方にお勧めです。
まだステージが低い会社ほど、挑戦はできますが、仕事量が多かったり、従業員数が少ないため休みが取りづらいなどデメリットも少しあります。
しかし、もともと小さな会社でも今では誰もが知る企業となるまでともに成長することもできるのです。
ベンチャー企業への就職は夢がありますね。
ベンチャー企業について、おわかりいただけたでしょうか?
ぜひ、転職の際に参考にしてみてくださいね。