麦茶パックの保存場所は冷蔵庫がベストなわけとは?
家庭で簡単においしく麦茶が飲めると人気の麦茶パック。
でも、袋を開けた麦茶パックは、冷蔵庫で保存するのがベスト、というのあまり知られていません。
麦茶のパックにとって、高温多湿の環境はNGです。
封を開ける前のものならば、どこに置いても問題はないのですが、封を開けたら、高温多湿を避けて保存しましょう。
シンクの下やコンロ下の収納部分に、麦茶パックを保存していることがありますが、これは実は麦茶パックにとっては最悪な環境です。
コンロ下は温度の変化が大きく、シンク下は湿気でジメジメ…
そこでベストなのが、冷蔵庫なのです。
冷蔵庫なら、温度変化も最小限で済み、湿度からも麦茶パックを守ることができます。
密閉できるジップロックや瓶に入れてから、冷蔵庫で保存しましょう。
麦茶パックがダニの温床に!?やっぱり冷蔵庫保管がベスト!
では、なぜ高温多湿を避けなければならないのでしょうか?
答えは、高温多湿状態で活発になるダニです。
恐ろしいことに、一度開けた状態の麦茶パックは、ダニにとってはごちそうだらけの天国になってしまいます。
「パンケーキシンドローム」という言葉を聞いたことはありますか?
ダニが混入してしまった食べ物を摂取すると、アナフィラキシーショック状態に陥ってしまうことがあります。
最悪の場合、死に至ってしまうことも…
アメリカから始まった、このパンケーキシンドロームという言葉。
最近は日本でも、ホットケーキミックスやお好み焼き粉などの保管方法とともに、知られるようになりました。
麦茶パックでも、パンケーキシンドロームの恐れがあるのです。
麦茶パックを密閉できていない状態で、高温多湿の場所に長期間保管していると、ダニが次から次へと入ってきてしまいます。
そしてそれを口へ入れると…考えただけで恐ろしいですね。
命を守るためにも、やはり麦茶パックは冷蔵庫で保管することをオススメします。
こんな容器で保存するのが◎
冷蔵庫に入れて保存したとしても、密閉できていなければNGです。
密閉することで害虫から守るだけでなく、あの香ばしい風味や香りを保つこともできますよ。
麦茶パックを入れる容器は
- 密閉できること
- 丸洗いできること
- 1袋分全てが入ること
を条件に選びましょう。
密閉の必要性については、パンケーキシンドロームのお話をしました。
ダニの侵入から麦茶パックを守るために、密閉性はマストです!
そして2.の丸洗いできること。
食品を保存するものなので、清潔を保ちたいですよね。
気軽に洗えるものがいいでしょう。
最後の3.の1袋分全てが入ること。
実はこれ、とっても大事なポイントなのです!
麦茶パックは、一般的に50パック前後入って販売されているものが多いかと思います。
結構多いのでかさばりますよね。
これをスマートに保管するためには、50パック全てが一度に入ることが重要です。
40袋しか入らなかった。
なんて場合は、残りをまた別に保管する必要が出てきてしまいます。
そこで欲しい容量は、2.4リットル、もしくは4.0リットルとなってきます。
2.4リットルは、パックをぎゅーっと押し込むようにすると、全てを入れることができます。
4.0リットルになると余裕を持って入れることができますよ。
ご家庭の保管場所に合わせて、選んでくださいね。
まとめ
夏は冷やしてゴクゴクと、冬はあたたくゆっくりと。
季節を問わずカフェインが入っていないので、誰でもいつでも安心して飲むことができる麦茶。
保管方法を気をつけないと、まさか命の危険まであるとは…驚きですね。
密閉容器に入れて冷蔵庫で保存する。
この保存方法を守って、安全に麦茶を味わいたいと思います。