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【保育園】なぜ急な閉園は起こるのか?その理由とは

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保育園の突然の閉園が話題になっています。

 

保活を乗り越え無事に入園することができ、このまま卒園までと安心していた矢先、「来週で閉園です」という急な通達。

 

まさしくお先真っ暗ですよね。

 

子どもを保育園に預けている私としても、想像するだけでめまいがしてきます。

困ることが容易に想像できることなのに、なぜ急な閉園が起きてしまうのでしょうか?


理由は大きく分けて2つあると考えらえます。

 

まず、「保育士の一斉退職」。これも時々ニュースになっていますが、主に労働環境や保育環境の改善を求める保育士と、経営者の結論が相容れない場合に起こることが多いです。

 

この場合は、閉園までに期間を設けることが多く、保護者や子どもたちも少しは心の準備ができそうです。

 

そして、もう1つの理由として「経営状況の悪化による経営判断の閉園」があります。

 

今、保育園は民間経営のところが多く、利益を生み出して行く必要があります。

採算が取れないなら事業を畳むというのは、企業としてはよくあることでしょう。

 

しかし、保育園の閉園はお店が一軒なくなるのとはワケが違いますよね。

なぜ、突然の閉園が許されているのでしょう。

 

保育園の休園や閉園は、児童福祉法で定められています。

都道府県の「承認」が得られれば、閉園を決めることができます。

 

つまり、都道府県から承認が得られない限り、閉園はできないということです。

承認しないことで、子どもたちや利用者を守ることができます。

 

でも、今ニュースになっている保育園は、承認を得ていないにも関わらず、閉園を利用者へ通知し、実際に期限が来たら保育士ですら中に入ることを禁止しました。

 

明らかに児童福祉法違反なのに…。

 

保育園を管轄する、厚生労働省としては「想定されていない事態」と発言しています。

 

でも、本当にこの保育園の経営者が問題なのでしょうか?

待機児童対策として行政は、民間企業が保育園の経営に参入しやすいように法整備を行いました。

 

保育無償化により、ここ数年で保育園への入所希望者も増えました。

 

規制緩和が進む中で、大きな利益を狙って保育業界に参入した企業も、少なからずいることと思います。

 

同時にこのコロナウイルスの影響で、入所希望者の一時的な減少も大きく影響しているでしょう。

 

変わる保育業界で、生き残ることができない園は、これからも出てくるかもしれません。

 


急な閉園の予兆とは?こんな様子には要注意!

 

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せっかく入った保育園が本当に安心か?急な閉園なんて事態にならないか、私たち保護者は目を光らせる必要が出てきたようです。

 

ここでは保育士資格を持つ筆者が、「こんなところをチェックしてほしい」という部分をまとめていますので、ご参考に!

 

まず、「経営が怪しい」と気付くことができるポイントとして「修理待ちのものがやたら多い」という点です。

 

例えば、玄関ドアの歪みだったりエアコン、電気、本棚など…

 

「あれ?いつ見ても壊れているな?」と思うところがあったら要注意です!

同様に、おもちゃが更新されないというのも見ておくべき点です。

 

そして、「人間関係が悪い」と判断するポイントは、「ベテランがいない、若手ばかり」という点です。

 

特に、入っても1年未満で辞めていく先生が多いというのは、保育の質も上がらず、いいことがありません。

 

保育士求人サイトで、常に求人を出している企業もアウトです。

 

最後に「人気がない」。これは保護者の口コミの結果だと考えられます。

実際に子どもをその園に通わせていた保護者から、話が聞けると信頼できますね。

 

ただ、その頃と園長先生や施設長が変わっていたら、保育園もガラッと変わるので、あまり参考にしないほうがよさそうです。

 

待機児童がいる地域にも関わらず、通年で空きがあるというのも、不安要素でしょう。。

 


もし自分の子どもの園が急に閉園したら…実際の経験談を元に対策を検討!

 

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突然の閉園、と言われて真っ先に浮かぶのは「どこに預けよう…」ということですよね。

 

実際にそんな目にあってしまった方の体験談などから、自分が同じ立場になった時に、少しでも役に立つ情報をまとめました。

 

まず安心していただきたいのは、突然の閉園の場合、3つの頼りになるパターンがあります。

 

系列の保育園に転園する、保育士が自主保育で一定期間預かってくれる、市が別の園への入園を促してくれる、ということです。

 

ほとんどの園児が、この3パターンでとりあえずの預け先は見つかっているようでした。

 

しかし、急な閉園という不祥事を起こした会社の系列園なんて不安だし、自主保育じゃ短期間だし、すんなり「よかった」とは思えないですよね。

 

3つ目の市が動く場合でも、兄弟が別の園になったなんてこともあるようです。

 

他には、ファミリーサポートのようなところに登録しておくことで送迎の心配がなくなったり、慣らし保育の間は保護者が帰るまで見ていてくれたりします。

 

もちろん、平常時でも頼りになる存在なので、未就学児がいる家庭は登録をオススメします。

 

さて、保育園が急に閉園してしまっても、とりあえずの預け先があることが分かりました。

 

でもそれが満足できるものとは、残念ながら限らないようです。

 

何よりも大事なことは、「ここの園、危ないかも」と親の勘が働いたなら、すぐに行動を起こすこと。

 

閉園の通知を見てからでは手遅れになってしまうかもしれません。

 

 

まとめ

 

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保育園の急な閉園という、働く保護者にとっては地獄に落とされたかのような通知。

なぜそんなことが起きるのか?怪しい園を見抜くためのポイントをお話しました。

 

そして、そうなってしまった場合、頼りにできるところはありそうだけれど、やっぱり自分の勘を信じて早めに行動することが、何よりも大切だとお伝えしました。


何が起こるか分からない世の中ですが、どうか急な閉園は避けて通りたいものですね。