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ランドセルで肩が壊れる!?重い教科書から小学生を救う対策とは?

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ランドセルの重さのせいで、肩を壊したり腰を痛めたりする小学生が問題となっています。

 

あなたのお子さんはどうでしょうか?

 

毎日体重の4分の1以上の重さのあるランドセルを背負い、猫背気味に歩いていたりしませんか?

 

前かがみになり下を向きながら歩く子どもたちを見ると、「がんばれ…」と心の中で声を掛けたくなります。

 

ランドセル腰痛、ランドセル肩こり、なんて言葉も出てきていて、小学生にして肩の痛みで整骨院通いをしている子どもも増えているそうです。

 

そんな日々がんばっている小学生を、ランドセルの重さから救うためにできる対策をご紹介します!

 

  • ランドセルの調整
  • 荷物の入れ方の工夫 
  • 肩パットや肩ストラップの使用
  • ストレッチや体操

 

の4つです。詳しく説明していきます。

 

ランドセルの調整

ランドセルの正しい背負い方、知っていますか?

背負った時に背中とランドセルの間に隙間がある状態では、重さをうまく支えきれず肩や腰に必要以上に負荷がかかってしまっています。

 

そんな時は肩ベルトを調整することで、フィット感が増し背負いやすくなります。

使っているうちにベルトが緩くなることがあるので、こまめにチェックしてくださいね。

 

荷物の入れ方の工夫

重いものは背中側にいれるようにすることで、後ろに引っ張られる感覚がなく安定感が出ます。

 

また、重さのあるものは、下よりも上に置く方が同じ理由でおすすめです。

 

肩パットやストラップの使用

肩パットがあることで、肩に常にクッションがある状態になり負担を減らすことができます。

食い込みが痛い場合はすぐに改善が期待できますよ。

 

ストラップは肩ベルトがずり落ちるのを防ぎ、安定して背負うことができるアイテムです。

 

ストレッチや体操

なんだか高齢者向けの話のようですが、ランドセルが重いと感じている小学生にも試してほしいのが、ストレッチや肩、腰の体操です。

 

帰ってきすぐに肩を回したり、身体を伸ばすストレッチを行うことでその日の疲れを軽減することができます。

姿勢の歪みの悪化を予防する効果も!

 

どれもすぐに取り入れることができるものなので、ランドセルの重さでお悩みなら、ぜひお試しください。

 

 

慣例的にランドセルを使う理由と、置き勉が進まない理由とは?

 

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小学1〜6年生を対象にしたある調査では、約80パーセント以上の子どもが「ランドセルが重い、ランドセルが痛いと感じたことがある」と回答しています。

 

毎日背負うランドセルが重い、痛いなんてかわいそうでみていられませんよね。

 

そんなデメリットばかりが目につくランドセルを、変わらず使い続ける理由は、ズバリ「習慣と文化」だと言えます。

 

日本には、小学生がランドセルを背負って学校に通わなくてはならないという条例も法律も存在しません。

基本的に小学生はどんなカバンで通学してもいいのです。

 

それなのになぜランドセルが使い続けられているのでしょうか?

 

小学校の入学説明会でも「入学式からランドセルできてください」と言われるだけで、ランドセル以外の選択肢の提示はありません。

 

それを疑問に思う保護者もいませんよね。

始めからランドセル一択です。

 

昔から「小学生はランドセルで通学する」ということが日本の習慣であり、文化として根付いているのです。

 

なんだかデメリットばかりに目が行きますが、もちろん使い続ける理由にはいいこともあります。

 

例えば、ランドセルはリュックよりも頑丈で長持ちするから。6年間使い続けることを考えると、丈夫なことは大切ですよね。

 

そしてその丈夫な特性から、転倒時頭を守ってくれるという、エアバック的な役割も担っているそうですよ。

 

実際私も子どもの頃、後ろに倒れてもランドセルがクッションとなり頭を打たずに済んだ経験があります。

 

小学生は、そんな慣習的に選択された重いランドセルにたくさんの教科書を詰め込んで毎日学校に通っていますよね。

 

実は学校には2018年度に「置き勉」を認めるように全国の教育委員会に通達されているのです。

 

「置き勉」とは文字通り、勉強道具を学校に置いてくることですが現場である学校の受け入れ態勢が十分ではないようでなかなか進みません。

 

教科書の保管場所がない。

置いて帰って無くなってしまった場合の責任は?

など、課題が山積みなのです。

 

保護者が学校側に訴えて、認められるケースもありますので、お子さんが身体を痛めてしまう前に、心配なら相談してみてください。

 

 

重いランドセルを背負える、体幹のある子どもに育てために

 

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深く根付いたランドセル文化はこれから先もしばらくは変わることがないように感じます。

 

もちろん先ほどお話したように文部科学省も対策を打っていない訳ではありません。

 

その1例が置き勉ですが、全ての学校で導入されるのは、まだ時間がかかりそうです。

 

いろいろな対策をご家庭や学校側が進めていくことと同時に行なっていきたいのが、体幹を鍛えること!

ランドセル問題に根本からアプローチできます。

 

体幹とは、重力に負けずに身体を支えたり動かしたりする働きをしてくれます。

 

体幹が育っていないと、なんとなくフニャッとしていてすぐに座り込んだり寝転がってしまいがちです。

 

小学校では、椅子に座って45分間の授業に参加しなければいけませんから、姿勢を保つことがとても重要ですよね。

 

体幹を育てることで、授業中に座って前を向き続けることができ、身体の使い方が上手になり、ランドセルなどの重いものを背負うことができるようになります。

 

アスレチックや複合遊具など、全身を使って遊ぶことで体幹は鍛えることができます。

 

この時、「手伝ってあげよう」という気持ちからあれこれ手出しをするのではなく、怪我をしない程度に離れて見守り、自由に遊ぶことが重要です。

 

「うちの子ちょっとフラフラしているかな」と思ったら、体幹を意識することもオススメです。

 

楽しく遊びながら、体幹を育てましょう!

 

 

まとめ

 

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とんでもない重さのランドセルを背負って通学している小学生。

 

特に今はコロナの影響で水筒を毎日持って行かなければならなかったり、授業数の増加で教科書も増えています。

 

決められているわけではないけれど、やっぱりランドセルで通うことが常識なうちは、少しでも身体の負担を軽減する対策を取り入れて、元気に通ってほしいですね。

 

6年生になり身体もしっかりしてくると、重さにも耐えられるようになると思いますが、それまでは今回ご紹介した対策で、ランドセルの重さから子どもたちを救うことができたら何よりも嬉しいです!