なぜ最下位に?「日光」「とちおとめ」「ギョーザ」だけじゃない!栃木の穴場スポットと知られざる名品グルメをご紹介
先日観光地の魅力や知名度を調査する「都道府県魅力度ランキング」が発表され、7年連続最下位であった茨城県が最下位を脱出し、栃木県が最下位に転落したことが話題になりました。
私は栃木と隣接している県に住んでいますので、比較的イメージしやすい場所ではありますが
それでも栃木と言えば、小学校の修学旅行で行った日本を代表する観光地である「日光」であり、グルメではイチゴの「とちおとめ」や毎年のように消費量トップの座を静岡県の浜松市と競っている「ギョーザ」、すぐ頭に浮かぶのはこれくらいです。
わたしのイメージでは日光やとちおとめ、ギョーザは全国区の知名度かと思うので、それでも魅力度ランキングで最下位になってしまうのかと驚きですが、まだ全国区になっていない穴場スポットやグルメもあるはずと考えました。
そこで今回は上記したもの以外で、栃木県の観光スポットや隠れた名品グルメをいくつかご紹介します。
まずはおすすめの観光スポットからご紹介します。
あしかがフラワーパーク
8つの花の季節をテーマにした庭園で、シンボルである大藤と、80メートルにもおよぶ白藤のトンネルは栃木県の天然記念物にも指定されています。
近くには日本最古の学校である「足利学校」や、日本列島の中心点がある田沼市、ラーメンで有名な佐野市などもある、見どころが満載の地域です。
足尾銅山
足尾はかつて銅山として栄えた町ですが、市町村合併で今は日光市足尾町になっています。
日光観光の一環として、日本一の銅山と言われた足尾銅山の坑内観光ができてしまうことは知っておいて損はないですよ
現役でSLが走る路線
栃木県には一年中SLが走る路線が2つあります。
『真岡鐡道』
茨城県の下館から栃木県の茂木を結ぶ真岡鐡道では、主に週末にSLに乗ることができます。
途中駅には「益子焼」で有名な益子もありますので、陶器に興味がある方におすすめです。
『大樹』
主に日光を走る東武鉄道のSLで、下今市駅と日光鬼怒川駅を結んでいます。
日光の賑いから少し離れ、SLでゆっくりと景色をながめるのもいいもんですよ。
グルメ編は次項で詳しくお伝えします。
栃木の魅力を知ろう!グルメ編
観光の大きな楽しみの1つにグルメがありますが、栃木県にはとちおとめ、ギョーザ以外にもおすすめしたいグルメがあります。
佐野ラーメン
全国区の人気と考えてもよいくらいの知名度だとは思いますが、佐野ラーメンの「佐野」が栃木県の地名ということを知っていただきたいので、改めてご紹介します。
竹で麺を打つ「青竹打ち」や、清流を使用したスープが絶品で、200軒以上のラーメン屋さんがひしめき合う姿は圧巻です。
アユ料理
栃木県は清流が多いので、アユが採れる場所が点在しています。
手づかみでアユ採りが体験できるスポットは観光に人気がありますし、アユ料理を出す食事処も多くあります。
おすすめは日光の鬼怒川沿いにある「船場亭」で、定番の塩焼きはもちろん、期間限定ですが珍しい刺身も食べることができます。
ソースカツ丼
先ほど紹介したあしかがフラワーパークのある、足利市のB級グルメです。
ソースカツ丼をご当地グルメとしている地域は他にもありますが、足利では昭和23年に「まるや」というお店の店主がクジラ肉をソースに漬けこみ、ご飯に乗せた「ソヲスカツ丼」が始まりと言われているほど長い歴史があります。
そもそも!?魅力度ランキングを気にする必要があるのか?
この調査は魅力や認知度の他にも、調査対象の人がその都道府県に抱いているイメージや、日ごろからその都道府県の情報に触れているかどうか、また、地域に資源があるかなども加味されています。
そのため、最下位になったからといって魅力が低いとは一概には言えないんですね。
しかし、魅力度ランキングという名前で発表されてしまいますから、最下位になると不名誉なイメージになってしまいますし
ベストよりもワーストの方が話題になるランキングでもあるので、余計にマイナスのイメージが付いてしまいがちです。
ただし、「住めば都」という言葉もあるように、観光地と住む場所は本来切り離して考えるものであり、観光やグルメの魅力と住みやすさはまた別のものです。
そのため、栃木県の人の中にも今回の結果をそれほど深刻に受け止めていない人がいくらでもいると思いますし
これから栃木を訪れようとしている人が今回の結果を受けて観光を止めようとも思わないでしょうから、私はこの結果を気にしすぎる必要はないと考えています。
まとめ
都道府県魅力度ランキングが発表されなければ、私自身が栃木県にここまで興味を持つことは無かったと思いますので、そういった意味ではよいきっかけになったと思います。
栃木県には今回ご紹介できなかったおすすめスポットや隠れた名品がまだまだいくつもありますし、また、それはランキングに関係なくどこの都道府県にも言えることです。
一番大切なのは興味を持ってもらうことで、そのアピールポイントをどうやって多くの人に伝えられるかになってくると思います。
栃木県もすでに県ぐるみで取り組んでいると思いますし栃木県出身のタレントが魅力を紹介しているシーンなども見ますので、今後の動向を興味深く見ていきたいと思っています。