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小中学校の教科書がデジタル化される方向へ!考えられるメリット、デメリットは??

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小中学校の教科書のデジタル化の話は今に始まったことでは無いのですが、この度デジタル改革担当大臣がデジタル化すべきと発言したことで、今後さらに推進されていくと予想されています。

 

デジタル化とは教科書のデーターをパソコンやタブレットにまとめることで、端末1台あればどの授業にも参加できるということになります。

 

そうなれば、何冊も教科書を持ち運ばずに済みますので、荷物が軽くなるのは大きなメリットですよね。

 

そして、翌日の時間割に合わせて教科書を入れ替える必要もありませんし、メモやノートの機能も加われば、忘れ物も飛躍的に少なくなるでしょう。

 

また、動画や言葉の読み上げなど、文字や写真以外の子供の興味を掻き立てるようなコンテンツも使用することができるので、お子さんに勉強する楽しさを教えてあげることもできます。

 

しかし、一方では長時間パソコンやタブレットの画面を見続けることによる、視力の低下や肩こりや首の痛みなど、健康面に心配な点があります。

 

また、端末の故障や、ネット環境次第では動作が不安定になることもあり、その場合に即座に対応できるかどうかも心配になります。

 

そして、現状ではパソコンやタブレットが学校から無償で支給されるのか、保護者の一部負担、全額負担など費用面はまだ分かりませんが、負担が発生した場合には、今までの教科書代よりも高くなる可能性もありますし壊してしまったり、盗まれた際の補償なども気になるところです。

 

 

教科書をデジタル化する意味は?

 

 

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わたしは今の小中学生の親御さんよりも少し上の世代で生活にデジタルが密着しているとはとても言えない環境でした。

 

スマホタブレットなどはもちろん無かったですし、パソコンも一家に一台あるかどうかが微妙なところでした。

 

わたしの子供のころの環境もそうですが、日本は世界に比べデジタル化が遅れているといわれていて、その1つの原因が、小中学校の段階からデジタルなものに触れる機会が少ないということがあるようです。

 

また、わたしの世代では鎌倉幕府の成立は1192年と教えられたのですが、今の中学校の教科書では1185年になっており、有名な「1192(いい国)作ろう鎌倉幕府」という覚え方が通用しなくなってしまっています。

 

このような例は歴史に限らずいくつもあると聞いており紙の教科書は一度印刷してしまえば情報のアップデートができませんが、デジタル化をすればすぐに書き換えや編集ができますので、時代に合った教育が受けやすくなる可能性もありますね。

 

 

子どもにとって最適な選択を!

 

 

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新型コロナウイルスの影響で、大学の授業がいまだにリモートのみというところもあるなど、教育の在り方も変わってきているので、教科書のデジタル化も当然の流れのように思います。

 

また、子どもたちが生活していく未来は、まず間違いなく今よりもデジタル化が進んでいるはずですから、その準備として小中学校からデジタルに触れることは非常に意味のあることと思います。

 

ただし、教科書のデジタル化は大人が考えていることですが、実際に教科書を使うのは子どもたちですから、子どもファーストの考え方で進めていってほしいと願います。

 

今はクラスの少人数制や、小学校から教科担任制などが導入されようとしており、個人に寄り添った教育が求められています。

 

しかし、そこに「端末の操作」という未知の部分が加わることで、また個人差が生まれてしまう可能性がありますので、その辺りを先生がどう対処していくのかを、しっかり方針として決めていただきたいと思います。

 

そして、家庭環境もそれぞれですから、端末がしっかりと生徒全員に行き渡るような方法で始めてほしいとも思います。

 

 

まとめ

 

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教科書のデジタル化はメリットもデメリットも考えられますが、世論調査などではまだ反対意見の方が多いようです。

 

健康面の問題や費用の負担が増える可能性、また、文字を書く、読むということから遠ざかり、記憶力が低下してしまうのではないかなどが心配され、メリットがデメリットを上回ると考えられているイメージです。

 

しかし、時代の流れもあり、教科書のデジタル化はおそらく近い将来に現実のものになるとは思います。

 

その時に今指摘されているデメリットが、どれくらい解消されているかがとても重要ですし、まだ今は多くの人の意見が反映される段階ですので、ぜひ耳を傾けていただき、多くの子どもたちが楽しく、効率よく学べる

 

環境にしてほしいと願いたいですね。