新型コロナウイルスの影響でGWや夏休みに帰省やレジャーを我慢していたことも
あり、人の移動に制限が緩和されてきたここにきて、観光、レジャーへの意識が高まってきているようです。
Go Toキャンペーンは第2弾として東京都が含まれるようになり、地域共通クーポンも配布され、少しづつではありますが観光地が活気を取り戻しているように感じます。
また、その中で今注目されているのが、高速道路の混雑状況です。
9月の4連休(シルバーウイーク)では、まるでコロナ渦前の日常が戻ってきたかのような混雑ぶりで、わたしも仕事で高速道路を利用したのですが、完全に渋滞にはまってしまいました。
自動車はコロナウイルスの感染拡大の中で、大きな問題となった「密」が避けられるため、このご時世では、レジャーでも通勤でも有効的な手段と思われるのは当たり前のことかもしれませんね。
また、今後はこれまで運行を控えていた観光バスなども、運行本数が増えてくることが予想されており、ますます高速道路の利用が増えることになりそうなんです。
車移動が増えている理由は?
コロナウイルスで問題となった「密」を避ける移動手段として、不特定多数の他人との同乗が無いマイカーの利用が増えていることが大きな理由の1つです。
家族や気心の知れた友人ならば体調なども把握しやすいため、観光などで長時間同乗することになっても、安心感があるというのは分かる気がしますね。
また、通勤にしてもリモートワークや時差出勤が導入されているとはいえ、特に都心部ではコロナ前と何が変わったの?と思うくらい通勤電車は混雑しています。
それを避けるためにマイカー通勤にしたという話も良く聞きますし、余談ですが自転車の売り上げが伸びているのも通勤手段にする人が増えたためと言われています。
そして、今後このコロナ渦の状況が劇的に変わるとも思えない中では、ますます車の利用が増えるでしょうし、観光は促進されていく方向ですので、週末を中心に高速道路の混雑は元に戻っていくことになりそうです。
電車や飛行機などのコロナウイルス対策は?
高速道路の混雑が復活傾向にあるのは、電車や飛行機の利用に不安があるという一面も見えてきます。
例えばJRでは密な環境を避けるためにこまめな換気を行っていますし、新幹線や特急などの指定席は前後左右の状況を踏まえて、なるべく重ならないような席から優先して予約することができます。
また、飛行機は常に外から新しい空気を取り入れており約3分で機内全ての空気が入れ替わるようになっているとの事です。
そして、機内やチェックインカウンターなどもこまめに消毒が行われていますし、乗務員も空港職員もマスク、手袋の着用が徹底されているといいます。
もちろん電車や飛行機は自動車と比べどうしても密な状況にはなりますし、それが、お客さんが戻れば戻るほど大きな問題になっていくジレンマがあります。
そのため、やはり長距離の移動では今後も自動車に頼る部分が大きくなり、高速道路の混雑は今後も避けられないとわたしは予想します。
まとめ
高速道路が混雑してきているのは、意識が観光やレジャーに向いてきている証拠でもあるので、日本が元気を取り戻しつつあると考えれば喜ばしいことかもしれません。
しかし、その一方で密を避けるために、移動手段そのものを車にしている人が増えているということもあるので、高速道路の混雑が慢性的に続いていく好ましくない状況とも言えますね。
電車や飛行機も懸命にコロナウイルス対策をして、公共交通機関としての役割を何とか果たそうとしています。
わたしも最近はついつい車に頼りがちな生活になっていますが、こういう状況だからこそ電車や飛行機にも目を向け、少しでも交通の分散化をしなければならないだろうと感じています。