気になる!子供の八重歯の原因は?
私が子供だった頃、八重歯のかわいい子が、身近にいました。
また、人気芸能人が、チャームポイントは八重歯と言っている姿をテレビで見たこともあります。
日本では、八重歯について、笑顔のかわいさを強調するものとして受け入れられてきました。
八重歯の原因は、先天的要因である遺伝と後天的要因である、生え変わりのタイミングや、あごの発達不足です。
八重歯とは、歯があごの正しい位置に収まりきれなくなり、歯並びがガタガタになった状態のことをいいます。
もっともポピュラーなのが、犬歯の八重歯です。
上あごの前から3番目の犬歯が、両隣の歯より外側に飛び出した位置に、生えている状態の歯を、一般的に八重歯と呼んでいます。
日本ではかわいいとされている八重歯ですが、国際社会ではそうではないようです。
もう少し、詳しく説明していきましょう。
八重歯を放置するとどのような影響があるのか?
「歯が異常な状態で並んでいる」八重歯ですが、放置することでどのような影響が考えられるのでしょうか
以下の4点があげられます。
- 虫歯・歯周病のリスクが高まる
- 犬歯が当たり、唇を切る
- かみ合わせが悪い
- 子供自身がコンプレックスに感じる
では、ひとつひとつ解説していきます。
虫歯・歯周病のリスクが高まる
犬歯が、周囲の歯に重なって生えていることにより、歯ブラシが届きにくく、みがき残しの原因になります。
口内環境が悪化し、虫歯や歯周病になる恐れがあります。
犬歯が当たり、唇を切る
犬歯は、本来、食べ物を捕らえ、切り裂くための歯です。
八重歯になり尖っていると、唇や歯ぐきを傷つける可能性があります。
さらに、口内炎などのトラブルを引き起こす原因となるのです。
かみ合わせが悪い
犬歯には、前歯や奥歯への負担を軽くする役割もあります。
顎の動きをアプローチする重要な歯であり、その働きができなくなると、他の歯
に負担がかかり、かみ合わせの機能を果たすことができなくなってしまいます。
子供自身がコンプレックスに感じる
海外では、八重歯はあまりよいイメージではありません。
日本では昔からかわいいとされきた八重歯ですが、歯並びが悪いというイメージが、子供のコンプレックスとなっている可能性もあります。
防ぐためにできることは何か?
先天的な要因である遺伝の場合は、矯正が必要か見極めが必要です。
両親の歯が大きかったり、あごの骨が小さかったりした場合に、子供へと遺伝する可能性があります。
歯が生えてくるスペースも狭くなりやすいので、八重歯になりやすいといえます
この場合、矯正歯科への相談を検討してみるのも手です。
次に、後天的な要因に対しては、保護者の見守り次第で防ぐことができるかもしれません。
後天的な要因としてあげられるひとつは、犬歯は、他の歯より永久歯の生えるタイミングが、遅いことです。
そのため、先に生えた他の歯により本来生えてくるべきスペースを失い、別の場所から生えてくることになります。
定期的な口内メンテナンスをしていると、早期発見につながるのではないでしょうか。
また、もうひとつの要因は、あごの骨の発達不足があげられます。
近年は、やわらかい食べ物が好まれていますがあごの発達は、小さい頃から食べ物をよく噛む習慣が必要と言えるでしょう。
我が子の歯の生え変わりを観察したり、よく噛む習慣を意識することが、親として、できることではないでしょうか。
まとめ
日本では、八重歯と、歯並びの悪さは、今まで同じではありませんでした。
しかし、文化が違うように、諸外国での認識は違います。
どれが正しい、間違ってるとは、一概にはいえませんが、海外では、八重歯は歯並びが悪いと捉えられているということを、覚えておいた方がいいと思います。
その上で、幼少の適切な時期から、親としてできることをし、歯科・矯正歯科などの適切な場所に相談し、総合的に判断することが、大切だと感じます。
子供には、自信を持った最高な笑顔でいてほしいですね。