燃料ランプがないバイクのガス欠対策とは?ポイントは燃費の把握と○○○
通勤や通学だけでなく、趣味としても大活躍のバイク。
場所もとらず便利なバイクですが、気をつけなければならないのが、突然のガス欠です。
ガス欠対策をおこさないように、こまめに燃料ランプを確認し、ランプが点灯したら早めに給油する事はもちろんですが、中には、燃料ランプがないバイクも存在します。
燃料ランプがないバイクの場合は、燃費計算で給油のタイミングをはかる事に加え、小さな携行缶を準備することで、ガソリンスタンドの少ない過疎地なども安心して走行することができます。
では、携行缶を選ぶときには、どのような点に気をつければよいのでしょうか?
携行缶を選ぶときのポイントとは?
ガソリンの携行缶は、バイクでのツーリング時にはもちろん、災害時にガソリンが必要になったときにも使える、とても便利なアイテムです。
ちなみに、ガソリンを持ち運ぶときには携行缶に入れなければならないというルールが、消防法で定められていますから、必ず携行缶に入れて持ち運ぶようにしてくださいね。
携行缶を選ぶときのポイントですが、以下の事項を絶対に確認するようにしてください。
- 消防法適合商品かどうか
- 圧力調整機能がついているか
ガソリンの携行缶は誰でも使うことができますが、安全に取り扱えるようなルールが、消防法で決められています。
そのルールに沿った規格でつくられ、消防法に適合した携行缶を選ぶことが大切です。
その目印は“KHKマーク”。
このマークは、危険物を充填する容器として所定の基準に適合しているか試験を行い、これに合格した容器だけがつけられるマークになります。
ちなみに、UNマークというものもありますが、このマークだけではガソリンスタンドでは給油することができないので、注意してくださいね。
そして、圧力調整機能についてですが、タンクキャップを外す前に圧力調整ネジによって内部の圧力を解放することで、燃料噴出を防いでくれます。
圧力を解放せずにキャップを開けると、可燃性蒸気と一緒にガソリンが漏れ出てくる可能性があり、とても危険なんです。
圧力調整ネジがない場合も、キャップをゆっくりと開けて内圧を下げていくという方法もあります。
しかし、より安全に携行缶を使うためにも、圧力調整機能がついたものを選ぶようにしましょう。
もしガス欠になってしまったら?
対策をしても、もしガス欠になってしまったらどう対処したらよいのでしょうか?
まずは、バイクを安全なところに移動させましょう。
バイクが止まってしまうと焦ってしまいますが、事故の危険性もあるので、落ち着いてバイクを移動させることが大切です。
その後、止まった原因を突き止めます。
バイクが止まる原因は、ガス欠以外にもオーバーヒートや燃料ポンプの故障、電装系のトラブルなど、様々な原因が考えられます。
ガソリンの残量を確認することで、ガス欠かどうかチェックすることができますが、燃料メーターがないバイクの場合は把握している燃費から計算するしかありません。
バイクが止まった原因がガス欠とわかり、携行缶を持ち運んでいた場合は、すぐに携行缶のガソリンをバイクに給油しましょう。
そして、近くのガソリンスタンドなどで、足りないガソリンを給油してもらってください。
もし携行缶を持ち運んでいない場合は、最寄りのガソリンスタンドを探してみましょう。
もしかしたら、バイクを押していける距離にガソリンスタンドがあるかもしれません。
ガソリンスタンドを探して、遠いところにしかない場合は、最終手段ですがロードサービスを利用しましょう。
「どこのロードサービスにも加入していない」という方もいるかもしれませんが、JAFならそのような方でも対応してくれますよ。
ただ、非会員の料金になるので、そこそこの料金になることは注意しておいてくださいね。
ちなみに、高速道路でガス欠になると違反切符を切られることがあります。
バイクのガス欠の場合、違反点数2点・反則金7,000円になってしまうんです。
高速道路でのガス欠は事故にもつながりやすいですから、高速道路を利用する場合は、特にガソリンの残量に気をつける必要があるでしょう。
まとめ
あなたは、バイクで移動する時に携行缶を持ち運んでいますか?
バイクに燃料ランプがない場合、燃費計算は誰でもしているかと思いますが、どうしても狂ってしまうこともあるはずです。
計算を信じすぎずに、もしもの時のための対策もしっかりとしておきましょう。
ガス欠のときでなく、バイクでのレジャーにも使うことができますので、あって損はありませんよ。
携行缶は様々な大きさや形がありますので、自分の用途や目的に合ったものを探してみてくださいね。