マスクが我慢できない…病気や障害がある方向けの意思表示カードとは?
近頃、新型コロナウイルスの影響で、マスクが当たり前の
世の中になってきました。
街中ですれ違う人はほとんどマスクをしており、以前の
日本とはまるで違った光景ですよね。
しかし、中には、病気や障がいが理由でマスクを
つけられない人もいらっしゃると思います
そんな方におすすめなのが、病気や障がいが理由で
マスクができない方専用に考案された、意思表示カード
です。
このカードは、『マスクができない』ということに
特化した内容になっています。
「マスクがつけられません」
「マスクが苦手です」
「フェイスガードがつけられません」
など、カードの種類がなんと7種類。
様々な状況に合わせて使うことができます。
今回は、その意思表示カードの種類や使い方、
入手方法を紹介していきます。
マスクが難しい病気の方向けの意思表示カードとは?
今回紹介する意思表示カードは、マスクをつけられない
理由を可視化するための、名刺サイズのカードになります。
その種類は、以下の7種類です。
⓵「マスクがつけられません」
②「マスクが苦手です」
⓷「フェイスシールドがつけられません」
④「フェイスシールドが苦手です」
⑤「マスクやフェイスシールドがつけられません」
⑥「マスクやフェイスシールドが苦手です」
⑦「理由があってマスクがつけられません」
マスク、フェイスシールド、マスクとフェイスシールドの
3つのパターンがあり、それぞれ「つけられません」と
「苦手です」の2つのパターンがあります。
さらに、特定の病気や障がい以外に理由がある方向けの
カードもありますね。
これらを、自分の症状の度合いや状況に応じて選び、
好きなものを使うことができます。
一切マスクをつけられない方もいれば、少しの時間なら
つけていられる方もいますし、マスクはダメでも
フェイスシールドなら大丈夫という方もいます。
病気の度合いは人それぞれですから、数種類から選べる
というのは、とてもいい工夫ですね。
そして、実際にこのカードを使用する時には、名刺サイズに
切り取り、ネームホルダーや名札に入れて使います。
「マスクがつけられません」というカードを、
フェイスシールドの額の部分につけて使っている方も
いましたよ。
マスクがつけられない理由を可視化するためのもの
なので、周りに見えるように身に着けることが
ポイントです。
意思表示カードの入手方法は?
今まで紹介してきた意思表示カードですが、その入手方法は
3通りあります。
まず、一番手軽な方法は自宅でPDFをダウンロードし、
自宅のプリンターで印刷する方法です。
外に行かなくても入手できるので、かなり楽ちんな方法
です。
もし自宅にパソコンやプリンターがない場合は、コンビニ
プリントを利用しましょう。
プリンターであれば、数十円で入手することができますよ。
また、3つ目の方法としては、配布協力場所に足を運ぶ
方法があります。
数は少ないですが、東京・神奈川・大阪・長崎に
協力配布場所があります。
ちなみに、郵送での対応はしていませんので、注意して
くださいね。
まとめ
このカードを考案したのは、実はまだ中学生の方なの
ですが、ご本人も同様の病気で苦しんだ経験があるとの
ことです。
このカードには、当事者だからこそできる気づかいや
工夫がされていて、とても素晴らしいものだと感じました。
新型コロナウイルスの影響で、このような病気や障がいが
徐々に広まりつつありますが、まだまだ認知度は低いのが
現状です。
そのために、近頃の日本で苦しみを感じることも多いの
ではないでしょうか。
その解消やお守りとして、ぜひこの意思表示カードを
活用していただきたいと思います。
ただし注意として、この意思表示カードがあるからと
いっても、エチケットとしてせきや、くしゃみの際には
ハンカチやタオルを当てるように準備をしておきましょう
その行動が、このような病気や障がいの認知度・理解度を
高めることにも繋がるはずです。
そして将来は、このような病気や障害が“当たり前”に
受け入れられる素敵な世の中になれば良いと、心から
思います。